片付けの“プロが買わない”、100均の収納グッズ10選! おすすめアイテムはコレ
整理収納アドバイザーの伊藤まきが、片付けに訪問した現場で「よくやる作業」「よく伝えるおすすめ収納法」を紹介していきます!
今回は、プロが買わない「100均の収納グッズ」を紹介します。片付けのプロが、使いにくいと感じる理由と解決案を10パターンまとめました。たくさん買って使ったからこそ分かる、NG収納の紹介です。
*価格はすべて、2022年5月ライター調べです。
【NG収納グッズ.1】100均「引き出しケース」
写真上は、外枠と中の引き出しを組み合わせて購入する「引き出しケース」です。高さ(段数)を自由に変えられる魅力があるものの、2段で440円と予算も膨らみます。予算はもちろん、収納力が少なく「出し入れ」が引っかかるので使用をやめました。
【1の解決案】コーナンの小物収納が安くておすすめ
小物収納に引き出しを使いたい場合は、コーナン「オリジナル モア ナチュラル NA-530」1,020円(税込)が安くておすすめです。また、用途や棚のサイズによっては、以下のメーカーからも選びます。
【キャビネットタイプ】
・ニトリ「レターケース(9個)」2,085円(税込)
・アイリスオーヤマ「小物キャビネット(6個と3段)」2,227円(税込)
・コストコ「シスマックス(12個)」2,300円前後
【A4引き出しタイプ】
・無印良品「ポリプロピレンケース引出式(1段)」890円(税込)
・ニトリ「レターケースA4(4段)」1,562円(税込)
・アイリスオーヤマ「テーブルチェスト」2,211円(税込)
【NG収納グッズ.2】100均「シューズホルダー」
狭い下駄箱の「収納力が倍」になる商品として知られる「靴ホルダー」です。でも、出した後に元に戻すという作業が面倒で散らかる原因になりがち。100均でも個数を揃えると、予算アップもかかり捨てる時もかさばるので大変です。
【2の解決案】下駄箱の「棚板」を追加
持ち家なら、下駄箱の「棚板」を増やすほうが快適。棚板を増やすだけで、出し入れがワンアクションになります。既製品の下駄箱なら、内側に品番のシールが貼ってありますし、住宅説明書にも資料があるので、記載されたパーツショップで棚板の追加購入ができる可能性があります。時間があるなら、ホームセンターで板をカットしたほうが安く済みますよ。
【NG収納グッズ.3】100均「切って使える仕切り板」
引き出しの中を、自由なサイズに調整できる「仕切り板」です。訪問先で使っている家のほとんどが、引き出しの中で「ズレ」ています。洋服の出し入れは、忙しい時間帯に多いので崩れやすいようです。気にならないタイプなら、特に問題ありません。
【3の解決案】布系の「専用ケース」でスッキリ!
靴下や下着の出し入れをスムーズにするなら、ダイソー「不織布整理ケース」が優秀です。大きな洋服なら、靴の空き箱やIKEAのSKUBBシリーズが便利。衣類を「プラスチック系」のケースで仕分けすると、静電気によって埃が増えるのでおすすめしません。
【NG収納グッズ.4】100均「ブックスタンド」
本棚をスッキリ整える「ブックスタンド」も、あえて買わなくても大丈夫。SNSの影響で、フライパンや鍋を支えるスタンドとして使っているキッチンもよく見かけますが、調理道具の出し入れは頻繁なので倒れてしまいます。
【4の解決案】家にあるモノで「代用」!
本を支えたいときは、厚みがある書籍を重りに使ったり横に積み上げたりでOK。書籍と同じサイズの紙袋(お菓子や化粧品の)に、本を詰めてスタンドにするのも◎。ほか、洋服や食品を支えるときも「空き箱で仕切る」のが荷物にならずスッキリします。