コラム
仁科友里の「女のための有名人深読み週報」

陣内智則、妻・松村アナとの私生活に見えた「藤原紀香と離婚したワケ」

2022/05/26 21:00
仁科友里(ライター)

 ご存じのとおり、2人は離婚したが、紀香は歌舞伎俳優・片岡愛之助と再婚し、「芸人の妻」から「梨園妻」となった。歌舞伎俳優・中村獅童の母、小川陽子さんは『言わぬが花―萬屋に嫁ぎ、獅童を育てて』(主婦と生活社)において、梨園妻の仕事を「先ぶれに走りまわって切符をさばくこと」「おつきあいは女性の仕事」とし、ごひいき筋に対する気配りを常に心がけ、よく手紙を書いたり、贈り物をしていると書いていた。

 巷間、梨園妻は控えめであれと言われるが、切符の営業やそのための交際を一手に引き受けなくてはならないということは、オトコに逆らわないといった意味での控えめな女性には務まらない。紀香のように「夫に三歩下がってついてきたい」けれども「提案もしたい」というタイプの女性のほうが向いていて、つまり紀香は、自分に合った世界の人と結婚したと言えるのではないだろうか。

 一方で陣内も、2回目の結婚で、自分に合う人と結婚したと思う。『オーラの泉』で、日本のスピリチュアル界のドン・江原啓之氏に「羨望の的というか、みんなに憧れられる女性でないと受け入れられない」といった主旨の指摘をされていた陣内だが、“女の花形職業”というイメージが強い女子アナなら、その条件を満たすだろう。自分も仕事をしていて、かつ子育てをしながら、夫に対する言葉遣いにも気を付けて、帰宅時間すら聞かないという「口答えをしない」タイプの控えめな女性はそうそういないだろうから、松村アナとはやはり相性が合っていると思う。

 結局、人は「落ち着くところに落ち着く」のだと思うが、奥さんの体力と忍耐力には限界がある。せめてお子さんが小さいときは、陣内には気遣いを見せてほしいと思わずにいられない。

仁科友里(ライター)

1974年生まれ、フリーライター。2006年、自身のOL体験を元にしたエッセイ『もさ子の女たるもの』(宙出版)でデビュー。現在は、芸能人にまつわるコラムを週刊誌などで執筆中。気になるタレントは小島慶子。著書に『間違いだらけの婚活にサヨナラ!』(主婦と生活社)、『確実にモテる 世界一シンプルなホメる技術』(アスペクト)。

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最終更新:2022/05/26 21:00
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