ハリー・スタイルズ、ミック・ジャガーが「僕のほうが中性的」と発言! 若い頃を比べる声に「彼には僕のような歌声がない」
伝説的ロッカーのミック・ジャガー(78)が、世界的人気を誇るポップ歌手ハリー・スタイルズ(28)について「自分のほうが段違いに中性的だった」と断言。若かりし頃の自身に似ていると言われることに関して言及したものだが、批判とも嫉妬とも取れる発言だとネット上で話題になっている。
現地時間5月21日「サンデー・タイムズ」に掲載されたインタビュー記事で、ミックはワン・ダイレクション時代から「若い頃のミック・ジャガーにそっくり!」「ストーンズの伝記映画が製作されるならミック役を演じてほしい!」と言われ続けているハリーについて、「ハリーのことは好きだよ。彼とは気が置けない関係なんだ」と前置きした上で、「というか、自分のほうが彼よりも濃いアイメイクをしてたけど。勘弁してほしいよ、僕のほうが段違いにアンドロジナス(中性的)だったのにさ」と言い放った。
そして、「彼には僕のような歌声がないし、ステージで僕のような動きをするわけでもない。表面的に若い頃の僕に似ているというだけなんだよね。まぁ、それは別にいいんだよ。彼にはどうすることもできないことなんだから」と正直な気持ちを明かした。
アメリカのブルースに強い影響を受けたローリング・ストーンズのフロントマンであるミックは、シャウトするような力強い歌声と腰をくねらせた独特なダンスムーブで有名。ロック全盛期の70年代には、化粧をして中性的な魅力を放っていた。
ルックスや雰囲気だけでなく、イギリス出身、カリスマ的な存在感、性別を超えて人々を魅了する色気など、ミックと共通点が多いポップミュージシャンのハリーは、ソロ活動を始めてから、ジェンダーレスファッションを好むように。
セクシュアリティとは関係なく、単純に「好き」という理由からワンピースやドレスなどレディース服を着用する姿勢は「中性的というより革命的だ」と、高く評価されている。
ハリーはミックのことを「尊敬する大先輩」だと、たびたび発言。2017年にゲスト司会者を務めた『サタデー・ナイト・ライブ』のコントでミックを演じた際には、「そっくり」だと世間を沸かせた。ミックも以前、ハリーのことを「素晴らしい若者」だとコメントしていたと伝えられていたが、今回のインタビューは、アーティストとして進化し続けている50歳年下のハリーに嫉妬しているようなディスっぽい発言だとネット上で話題になっている。
5月20日にサードアルバム『ハリーズ・ハウス』発売記念公演をニューヨークで行い、2万人の観客の前で新曲を披露したハリー。ミックのほうも結成60周年ツアーを控えており、またエネルギッシュなステージを楽しめるとファンを大喜びさせている。