日テレ『しゃべくり007』、元ジャニーズ・錦戸亮を“消した”!? 主演ドラマの紹介に「失礼」とファン怒りのワケ
4月25日に放送されたバラエティ番組『しゃべくり007』(日本テレビ系)。今回は、ある場面のナレーションについて、視聴者から疑問の声が続出した。
この回では、「朝ドラオーディション6度目の挑戦でついにヒロインの座を掴んだ女優」という紹介とともに、AKB48の元メンバーで女優の川栄李奈がゲスト出演。同8日まで放送されていたNHK連続テレビ小説『カムカムエヴリバディ』のヒロインを務めたことを含め、川栄の人生を振り返るコーナー「しゃべくり朝ドラ カワエイエヴリバディ」が放送された。
「同企画では、中学時代に定期試験の出来がよくなかったため、塾の先生に『どの高校にも筆記試験だったら入れません』と言われたことなど、さまざまなエピソードを紹介。AKB48のオーディションを受けた理由についても、『ノリで、友だちが「(オーディションを)受けるんだけど、受けない?」って言われて、「え、いいよ?」って言って受けたら、受かっちゃった』という、衝撃の事実が本人の口から明かされました」(芸能ライター)
この中で、川栄が19歳の時に元関ジャニ∞・錦戸亮主演のドラマ『ごめんね青春!』(TBS系)に出演し、先生役を務めた女優・満島ひかりの演技を生で見たのをきっかけに、本格的に女優の道を志したと告白。この際、同作品はナレーションで「満島ひかり主演の学園ドラマ」と紹介されたのだ。
「ネット上では、『「ごめんね青春」は錦戸くん主演じゃなかった?』『満島さんとダブル主演なんだっけ?』『今、ナレーション間違えてた気がする』などと、疑問の声が続出。錦戸は2019年にジャニーズ事務所を退所したこともあって、一部ファンからは『日テレがジャニーズに忖度した?』『ジャニーズをやめたら主演作までなくなるのかよ……』『事実をねじ曲げるようなこと平気でしないで。作品にも当時の視聴者にも、何より錦戸さんに失礼』などと、怒りの声も出ています」(同)
こうした声が影響したのか、『しゃべくり007』はTVerやHuluなどの見逃し配信サイトで、配信が停止される事態に。その後、ネット上で指摘された部分は「満島ひかり出演の学園ドラマ」というナレーションに変更され、配信も開始している。
同局のバラエティでは、3月27日に放送された『おしゃれクリップ』でも、“元ジャニーズの扱い”がネット上で話題になった。
「この回は、ヒロミがゲスト出演。芸歴36年を誇るヒロミがこれまで出演した番組を通じて、芸能界を語る企画が行われました。ジャニーズタレントとの共演が多いですが、そのきっかけは1998〜99年放送のバラエティ番組『8時だJ』(テレビ朝日系)だったそう。同番組を紹介する際、すでにジャニーズを退所した山下智久や今井翼らの名前は番組テロップに出なかったものの、ヒロミの口から『山下いるでしょ』『今井翼ね』とコメントがあったため、ファンから『ヒロミさんが名前を出してくれてうれしい』『さりげなく“山下”“今井翼”って紹介するヒロミさん、素敵!』などと、称賛の声が相次ぎました」(同)
この時は、ヒロミが元ジャニーズの名前を出したこともあって、番組自体への批判は少なかった。一方で、『しゃべくり007』は錦戸をあえて“消した”ような形だったため、怒りの声も上がってしまったようだ。うっかりなのか、何か意図があるのかは不明だが、多くの視聴者が違和感を抱いたのは間違いないだろう。