コラム
オンナ万引きGメン日誌
仮面ライダー俳優が万引き! Gメンが犯行の“常習性”と警察の “忖度” を解説
2022/04/23 16:00
「これを最後にしてくれたら、それでいい」
私自身、捕捉した被疑者に対して、そう声をかけるようにしています。でも、逃走を図ったり、買収を仕掛けてきた被疑者に対しては、声をかける気持ちにすらなれません。
また、彼のような有名人が万引きをして捕まると、すぐに窃盗症やクレプトマニアといった病気だと決めつけてかかる識者が散見されるようになりました。
「あの人が、そんなことをするはずがない。病気としか考えられない」
罪を犯した有名人をかばいたくなる気持ちはわかりますが、事情も知らずに何かと理由をつけて病気に仕立てあげること自体が失礼な話で、そうした主張を目にするたび辟易とさせられます。
今回の被疑者は、犯行理由を明確にしているにもかかわらず、ある情報番組では「病気なのではないか」と言及されていました。微罪処分で済まされたことで、病気を主張することなく自分の罪を認めたのだとすれば、個人的には治療の必要はないのではないかと思います。
(文=澄江、監修=伊東ゆう)
本コラムを監修している伊東ゆうさんが新連載を開始しました。ぜひご覧ください。
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最終更新:2022/04/23 16:00