コラム
知られざる女子刑務所ライフ141

医師や刑事も覚醒剤で逮捕! 警察や刑務所での癒着が「普通にある」ワケを元女囚が解説

2022/04/17 16:00
中野瑠美改め瑠壬(作家)
写真ACより

 覚醒剤の使用や密売などで逮捕起訴され、通算12年を塀の中で過ごした後、その経験を基にさまざまな活動を続ける中野瑠美さんが、女子刑務所の実態を語る「知られざる女子刑務所ライフ」シリーズ。

超DV精神科医が覚醒剤で逮捕

「瑠美さんは、覚醒剤が効いている時に、男の人に暴力振るったことあります?」

 編集者さんに突然振られて焦りました。い、いや、あるわけないやないですか……。なんでそんなことを聞くんかなと思たら、超DVの精神科医が覚醒剤でパクられてた(逮捕されてた)んですね。

 記事によりますと、彼女さんにひどいDVを繰り返してたそうで、傷害で逮捕からのガサ入れ(家宅捜索)で、家の中から覚醒剤が出てきてるんですね。それで覚醒剤取締法違反(所持)でもパクられたそうです。

 お医者さんは「被害は女性の妄想」と言うてるそうですが、彼女さんは全身傷だらけやそうですよ。診療を受けに来た女性を次々と襲ってたんですね。殴る蹴る、傘でどつく(!)とか当たり前やったそうですが、彼女さんもメンタルやられてますから、半年くらい一緒に住んでたんですね。統合失調症の薬とかを大量に飲まされ、洗脳状態やったそうです。

 お医者さんと別れたきっかけは、「下着姿でゴミ拾いをさせられたこと」。ひどい、の一言ですが、もっとひどいことをされてます。

 「彼女さん、パニックになってリストカット」→「病院で腕を縫い合わせてもらったのに、ケンカで縫ったばかりの傷を引き裂かれ、神経が切れて左手首から先の感覚ナシ」からの「やっと目が覚めて警察に被害届を提出」やそうです。書いてるだけで痛い……。

 これが不良なら「こゆバカ、いてるよねー」てなりますが、お医者さんですからね。多分ですが、小さい時から勉強ができて、甘やかされて育ったんかなと。

罰金刑の前科持ちなのに……

 このお医者さんは、前にもリタリン(編集部註・ナルコレプシーの治療に使われる覚醒効果がある薬。以前はうつ病にも処方されていた)の大量処方の疑いにより、東京都の立ち入り検査で罰金刑を受けてるそうで、患者さんには好きなだけ合法の薬もあげていたようです。

 「薬をたくさん処方してあげるから触ってくれ」「触ってくれれば痩せる薬をあげる」と「アレ」を出すこともあったそうで(AVか!)、健康保険証の住所を見て家に来られちゃった人もいるとか。おうちの郵便受けにたくさん薬を入れられて、飲みすぎて後遺症がある人もいるそうです。

 こんなんでも、医師免許はなくならないんですね。だいたい2〜3年の業務停止とか。しかも、本人もめちゃくちゃクスリ飲んでて、「俺は監視されている」と家の中をガムテで目張りしてたそうで……。まあ報道もおもしろおかしく書くから、わからないところもありますが、なんかそんな感じしちゃいますよね。

アクセスランキング

今週のTLコミックベスト5

  1. 幼馴染は一卵性の獣~スパダリ双子とトロトロ3人生活~
  2. 今宵あなたとひたむき淫ら
  3. 水着をズラした彼のアソコは超XL~更衣室で肉食獣みたいに攻められ乱れて入ります!?~
  4. ニセモノの恋なので溺愛はいりません
  5. アソコのサイズが見えるようになったのですが!?~通常サイズがほとんどなのに会社の隣の彼がXL!?~
提供:ラブチュコラ
オススメ記事
サイゾーウーマンとは
会社概要
個人情報保護方針
採用情報
月別記事一覧
著者一覧
記事・広告へのお問い合わせ
プレスリリース掲載について
株式会社サイゾー運営サイト