Snow Man『映画 おそ松さん』は賛否両論も公開3週目で3位、『ドライブ・マイ・カー』超ロングヒットで7位に! 映画動員ランク
大ヒットアニメ映画『SING/シング』(2017年に日本公開)の続編『SING/シング:ネクストステージ』が、全国の映画館動員ランキング(興行通信社調べ、4月2日~4月8日)で1位を獲得した。
動物だけが暮らす世界を舞台に、それぞれに夢を追う登場キャラクターたちの成長と絆の物語を描く同シリーズ。最新作『ネクストステージ』では、地元の劇場を再生させた支配人のバスター・ムーンと仲間たちが、エンタテインメントの聖地で公演成功を目指す物語となっている。
公開から17日間で、すでに動員170万人、興行収入21億円のヒットを記録。日本語吹き替え版には、MISIAやB’z・稲葉浩志といった大物アーティストが参加し、その歌声を披露している。ネット上には「豪華メンバーの歌声に感動!」「稲葉さんが歌い出した時に、興奮で鳥肌が立った」「ストーリーも歌唱シーンも最高!」といった絶賛が並んでおり、まだまだ動員を伸ばしそうだ。
2位には、藤子・F・不二雄原作の国民的テレビアニメ『ドラえもん』(テレビ朝日系)の劇場版通算41作目となる『映画ドラえもん のび太の宇宙小戦争 2021』が公開6週目でランクイン。アニメ作品だと、ここ最近は『劇場版 呪術廻戦0』がヒットを飛ばしているが、『のび太の宇宙小戦争 2021』も公開から31日間で動員178万、興収21億を記録。『呪術廻戦0』ほどではないにしろ、さすがの成績でヒットを継続中だ。
3位には、赤塚不二夫の名作ギャグ漫画『おそ松くん』(小学館)を実写映画化した、Snow Man出演の『映画 おそ松さん』が公開3週目でランクイン。アニメ化もされた人気作だけに、実写化の発表後は『おそ松』ファンから心配の声が多数上がっていたが、結果的には順調に動員を伸ばしている。
一方で、映画レビューサイトでは賛否両論の様子。「想像よりは面白かった」「実写化としては成功したほうじゃない?」「アニメファンでも楽しめてよかった!」といった称賛もあるが、「ただただつまらなかった」「中身がないのにひたすら長い」「こんなにとっ散らかった映画は初めて」などの酷評も。とはいえ、4月20日には動員100万人を突破したとのニュースもあり、数字の面では大ヒットといえそうだ。
4位には、小松菜奈と坂口健太郎がダブル主演を務めた『余命10年』公開6週目でランクイン。こちらは、4月10日までの38日間で動員200万人超え、興行収入も25億円を記録しており、ロングヒットが続いている。
5位には、マーベル・コミックでスパイダーマンの宿敵として描かれているヴィラン“モービウス”を主人公にしたアドベンチャー大作『モービウス』が公開2週目で入った。本作は、多くの命を救ってきた天才医師モービウスが、禁断治療の代償で自らの肉体が大きく変貌していく中、医師としての良心と、血に飢えた怪物としての本能のはざまで揺れる葛藤の行方を描く。
ここ最近、続々とマーベル作品が公開されているからか、観客の目も厳しくなっているようだ。映画レビューサイトを見ると、「つまらないとは言わないけど、面白くはない……」「何の捻りも面白みもない作品だった」「最近のマーベル作品ってほとんど同じ流れ。アクションのすごさにも目が慣れてきて驚きがない」といった微妙な感想が並び、評判は芳しくない。このまま順位を落としてしまうのだろうか……。
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