「元極妻」芳子姐さんのつぶやき129

70代で老衰? 元極妻が疑う「突破者」宮崎学さんの死の不思議

2022/04/10 16:00
待田芳子(作家)
70代で老衰? 元極妻が疑う「突破者」宮崎学さんの死の不思議の画像1
『突破者の遺言』(ケイアンドケイプレス)

 今は亡き某指定組織の三次団体幹部の妻だった、待田芳子姐さんが語る極妻の暮らし、ヤクザの実態――。

「死因・老衰」はありえない?

 暴力団や社会問題を扱った著作で知られる、作家・宮崎学さんの訃報にはびっくりしましたね。3月30日の夜に突然亡くなられたそうです。突然すぎて事務所スタッフの皆さんも実感がないそうですが、人気者なだけにいろいろ大変なようです。

 宮崎さんの訃報はたくさん報道されていたので、一時はツイッターのトレンド入りもしていました。ご遺族の意向でもろもろ非公開のようですが、死因が「老衰」というのには驚きましたね。

 ネット民もざわついていましたが、やはりスタッフさんたちも納得できないそうです。スタッフさんたちは、新刊の準備などで毎日宮崎さんに電話をしており、亡くなられた日は仕事の打ち合わせの後に「チョコレートが食べたい」とも言われたそうです。

 「声がかすれていたので、『のど飴を買ってきましょうか』と聞いたら、『チョコレートがいい』」と言われました。間に合わなかったので、お棺にチョコレートとのど飴を入れました」とスタッフさん。その日の晩ごはんも普通に召し上がっていたそうですし、それを「老衰」というのかどうか……ということですね。


 また、お骨もしっかりしていて、斎場の方が「76歳でこれだけお骨がしっかりしている方は珍しいです」とおっしゃっていたそうです。こうなると、もう誤診を疑っちゃいますよね。そもそも70代で老衰って、カッコ悪いじゃないですか……。

 スタッフさんは発表の時に「『心不全』とか書いたろか……」と一瞬思ったそうですが、「こんな時にウソを書くのもカッコ悪いし」と思って断念したそうです。でも「老衰という死因に対して反響が大きく、後悔してます」ともおっしゃっていました。

 宮崎さんは、お酒はまったく召し上がらないのですが、超愛煙家なので心臓に負担がかかっていたようで、「たまに心臓が苦しくなる」とスタッフさんも聞いたことがあるそうです。でも、こういうのは「老衰」でなく「年齢相応」ですよね。

 ウソといえば、報道には「そんな話、誰に聞いたの?」と驚く誤報もあったそうです。詳しくお聞きしていますが、書くとヤブヘビになりそうなので控えさせていただきます。他山の石にしますね。


極姐2.0 ダンナの真珠は痛いだけ / 待田芳子