マーサ・スチュワート、13歳の愛猫が愛犬にかみ殺される悲劇! 「4匹の犬が無防備な彼女を……」波紋広がる
大の動物好きとして知られる元祖カリスマ主婦で実業家のマーサ・スチュワート(80)の愛猫プリンセス・ピオニーが4匹の愛犬にかみ殺されるという悲劇が起き、世間に衝撃を与えている。
昨年出演したトーク番組で、ペルシャ猫の姉妹ピオニーとタング、迷い猫でビニールハウスに住みついた黒猫ブラッキーの3匹の猫を飼っていると幸せそうに語っていたマーサ。ペルシャ猫の姉妹はもうすぐ13歳になるおばあちゃんで、正式名はプリンセス・ピオニーとエンプレス・タングだという。マーサは生後4カ月からかわいがっているこの子たちのことを「特別な存在」だと表現していた。
現地時間4月3日、マーサは自身の公式インスタグラムに男性が芝生を掘り起こしている写真を投稿。キャプションで、「美しく、特別なプリンセス・ピオニーを埋葬しました」と墓を掘っているのだと明かし、「4匹の犬が侵入者だと誤解してしまい、無防備な彼女を殺してしまったのです」「寂しくてとてもつらいです。美人ちゃんが安らかに眠れますように」と説明した。
投稿のコメント欄には「気の毒に。ひどい死に方だ」「怖すぎる!」「だから猫は外に出したらいけないのよ!」「でも、愛犬に殺されたんだから、家の中で起きえたことかもしれないよね」「同じ屋根の下で育ったペットだろうに、なんでこんなことが……」「動物だからこういうことが起きても不思議ではないよね」と、さまざまな意見が書かれている。
マーサは続けて、生前のピオニーの顔写真も投稿したが、こちらのコメント欄にも「かわいそうに」「ペルシャはおっとりした性格だから、いとも簡単にかみ殺されたのだろう」といった意見のほか、「動物虐待防止協会に通報すべき案件だよね」「残りの猫は殺されないようにして」などと批判も殺到している。
マーサは、長年、チャウチャウとフレンチ・ブルドッグを飼育しているが、どの犬がピオニーを殺したのかは明かしていない。
これまで20匹以上の猫、25匹の犬、チンチラ、ポニー、ロバ、馬、羊、ヤギ、鶏、ガチョウ、七面鳥、ホロホロ鳥、ウズラ、クジャク、伝書鳩を飼育してきたマーサ。ライフスタイルを提案する彼女の公式サイトには「家族」「旅行」に並んで「ペット」の項目もあり、猫、犬に関する耳寄りな情報を提供。
昨年は不安が強い犬をリラックスさせるCBD(大麻草から抽出される成分)菓子の販売を開始し、大きな話題になった。保護猫や保護犬のためのさまざまな活動も行っている。
ニューヨークのベッドフォードに位置する広い農場で暮らすマーサは、無責任にペットを多頭飼いしていたわけではない。若い頃からたくさんのペットを同時に飼育しており、慣れていたはずである。しかし、アメリカでは犬が猫を殺す事件が少なくなく、ネット上では愛犬が近所の猫をかみ殺してしまったとショックを受ける飼い主の話なども目にすることがある。
マーサの邸宅でこのような悲劇が起きたことは何らかの問題があったからだと思う人が多く、「やはり犬と猫は一緒に飼ってはいけないのでは……」と大きな波紋が広がっている。