芸能
2022年3月前半映画館動員ランキング

小松菜奈&坂口健太郎『余命10年』が『呪術廻戦0』を抜いて1位に、Kōki,『牛首村』は4週目で8位キープ! 映画動員ランク

2022/04/01 10:00
サイゾーウーマン編集部
写真ACより

 小松菜奈、坂口健太郎が出演するラブストーリー『余命10年』が、全国の映画館動員ランキング(興行通信社調べ、3月5日~3月11日)で1位を記録した。

 小坂流加氏の同名ベストセラー(文芸社)を映画化した同作は、不治の難病で“余命10年”と宣告され、「もう恋はしない」と心に決めたヒロインが、それでも1人の男性と恋に落ち、葛藤しながらも残された時間を懸命に生きていく、切ない恋模様をつづったラブストーリー。公開から11日間で動員79万人、興収10億円を突破してヒット中だ。

 SNS上でも「とにかく泣ける」と評判で、「本編を見たら、予告だけでも泣けるようになった」「題名だけで涙出てくる(笑)」「ずっと余韻に浸ってる。原作を読んでまた泣こうかな」といった感想が目立つ。長らく1位の座に君臨した『劇場版 呪術廻戦0』を公開2週目で抜いた同作は、どこまで興収を伸ばせるだろうか。

 2位には、藤子・F・不二雄原作の国民的テレビアニメ『ドラえもん』(テレビ朝日系)の劇場版41作目『映画ドラえもん のび太の宇宙小戦争 2021』が2週目でランクイン。1985年公開の『映画ドラえもん のび太の宇宙小戦争』をリメークした本作は、小さな宇宙人・パピと出会ったドラえもんたちが、パピとその故郷を守るために、宇宙で大冒険する様を描いている。

 公開から10日間で動員66万を突破、興収も8億を記録。ちょうど春休みシーズンの公開ということで、家族連れの動員が多い様子。映画レビューサイトには「家族で見に行きました」「子どもが喜んで見ていました」といった感想が見られた。

 『余命10年』の登場でランクダウンした『劇場版 呪術廻戦0』は、公開12週目で3位という結果に。続く4位は、ケネス・ブラナー監督・主演のディズニー作品『ナイル殺人事件』、5位には、宗教団体「幸福の科学」総裁・大川隆法の製作総指揮・原作で、千眼美子が主演する映画『愛国女子−紅武士道』がランクインした。

 6位には、『THE BATMAN-ザ・バットマン-』が初登場。同作は、ロバート・パティンソンが「DCコミックス」のスーパーヒーロー、ブルース・ウェイン(=バットマン)を演じる、ノワール・アクション超大作。バットマンはこれまで何度も映画化されてきたが、本作では、ブルース・ウェインの若き日にスポットを当て、知能犯・リドラーが仕掛ける冷酷な犯罪と執拗な挑発に翻弄されながらも、事件解決に奔走する様を描く。

 本国アメリカでは、公開2週目で興収2億3850万ドルを記録するなど大ヒット中。日本でもまずまずのスタートとなったが、ネット上には「いい意味で、これまでの『バットマン』とは違う作品」「コミック的なノリではない、リアルな展開が好みだった」などと好意的な声がある一方、「もっとアクションが見たかった」「“ヒーローもの”だと思うとがっかりします」といった厳しい声も見られる。

 さらに、「終始画面が暗い……」「展開も画面も暗くて、ちょっと引きました」などの指摘も。上映時間も2時間55分と長いため、より“暗さ”が気になってしまうのかもしれない。

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