安田顕&山田裕貴の主演映画『ハザードランプ』公開中止へ!? 榊英雄監督の“余罪”浮上で製作サイドが苦渋の決断か
4月15日に全国で上映を控えていた映画『ハザードランプ』の公開が中止となることがわかった。同映画は、3月10日発売の「週刊文春」(文藝春秋)で複数の女優に対する“性行為強要”が発覚した榊英雄が監督を務めており、同報道によって、すでに同25日に公開予定だった監督作『蜜月』は公開中止を発表している。このスキャンダルは業界内でも「それだけ重く受け止めなければならない問題」(テレビ局関係者)だと認識されているようだ。
榊は俳優としてもさまざまな作品への出演歴を持つ一方、映画やドラマなどで監督を務める機会も多かった。そんな榊が新たに監督した『蜜月』は、“PTSD(心的外傷後ストレス障害)”や“性被害”などをテーマに、家族の愛と再生を描いた物語。出演者には佐津川愛美や板尾創路らが名を連ねていたが、公開を直前に控え、10日発売の「文春」に複数の女優が登場し、榊から性行為を強いられたと告発。「文春」の発売に先駆けて、『蜜月』製作サイドは9日に「公開を一旦中止」すると発表した。
「報道後、榊は業務提携していた芸能事務所『Ruby・sue』を通して謝罪コメントを発表したものの、『事実であることと、事実ではない事が含まれて書かれておりますが、過去のことをなかった事には出来ません』など、告発内容を完全には認めなかったため、業界内外から批判が続出しました」(映画誌ライター)
こうした経緯から、榊が手がけた4月公開予定の『ハザードランプ』の行く末にも注目が集まっていた。
「『ハザードランプ』は、安田顕と山田裕貴のダブル主演映画で、地方の代行運転会社に勤務する2人のドライバーを中心に、人間模様を描いた作品です。同映画の製作サイドは14日に公式サイトやTwitterで『上映開始日は当初の予定通り4月15日(金)とさせていただきたく、各所と協議を進めて参ります』と声明文を発表しました。しかし、17日発売の『文春』にも、榊から性行為を強要されたという女性が複数登場し、新たな“余罪”が浮上。同26日には、『Ruby・sue』が榊との契約を解消しています。世間の目がさらに厳しい状況とあって、『ハザードランプ』製作サイドは苦渋の決断をしたようです」(前出・関係者)
なお、公開中止の発表は、まもなく正式に発表されるという。
「役者が何か不祥事を起こし、出演作品の公開や放送が中止になったり、延期されるパターンはありますが、監督の不祥事でこのような展開になるのは非常に珍しい。また、『ハザードランプ』は有名俳優をダブル主演に起用した作品とあって、損害は大きいはず。榊は、これほど大事になるとは思っていなかったのかもしれませんが、今後どのように責任を取っていくつもりなのでしょうか」(同)
安田や山田、またほかのキャストにとっても残念な結果となってしまったようだ。