フジ、『ワイドナショー』の“方向性の違い”で「松本人志との不協和音に拍車」!? 隔週出演は引き留めるための結果か
レギュラーコメンテーターを務める『ワイドナショー』(フジテレビ系)を、4月から“隔週出演”すると発表したダウンタウン・松本人志。3月27日の放送で、松本本人がジョーク交じりに語った「クビになりました」という発言を受け、ネット上では「局サイドとのトラブル説」や「打ち切り説」がささやかれているようだ。しかし、実は「過去にも同番組は、打ち切り危機に瀕していた」(局関係者)という。
2013年に深夜番組としてスタートした『ワイドナショー』。「普段スクープされる側の芸能人が、個人の見解を話しに集まるワイドショー番組」というコンセプトで、芸能ニュースから政治・社会問題まで幅広い話題を取り上げる中、芸人のトピックにスポットライトが当たることも多い。19年に吉本興業所属芸人を中心とした闇営業騒動が起きた際には、同7月21日の番組放送前日に行われた宮迫博之と田村亮の謝罪会見を受けて、「緊急生放送」となり、松本が解決に乗り出すと宣言したことが話題になった。
「こうして松本の“代表番組”ともなりつつある『ワイドナショー』ですが、実は松本とフジテレビの関係は決して良好な状態が続いていたわけではなく、一時期は『いつ放送終了してもおかしくない』とまでささやかれていたほど。その原因はさまざまあるようですが、一言で言えば、『方向性の違い』が挙げられます」(同)
フジテレビとしては、『ワイドナショー』はあくまで松本ありきの番組で、上層部もその方針での制作を希望していたというが……。
「実際の番組MCは東野幸治で、松本はあくまでレギュラー出演のコメンテーターという立ち位置です。しかし、局サイドは松本をクローズアップしたいがゆえに、見えないところで東野をぞんざいに扱うようになっていたといい、松本はそれにフラストレーションを感じていた様子。局と松本の認識の違いが、どんどん広がっていったのでしょう」(同)
また、番組内容やゲストが事前にネットニュースなどで報じられるといった“情報漏えい”も、「フジと松本との不協和音に拍車をかけていた」(週刊誌記者)ようだ。
「松本がレギュラーから隔週出演に変更されたのは、フジが松本を引き留めるために試行錯誤した結果、『なんとか首の皮一枚つながった』という形が実情では。『ワイドナショー』で救われたタレントや、スポットライトを浴びた芸人も多いだけに、末永く続く番組であってほしいところですが……」(同)
果たして『ワイドナショー』の行く末やいかに。