田中聖に覚醒剤で12年服役した元女囚が助言!「逮捕された時がやめ時」
覚醒剤の使用や密売などで逮捕起訴され、通算12年を塀の中で過ごした後、その経験を基にさまざまな活動を続ける中野瑠美さんが、女子刑務所の実態を語る「知られざる女子刑務所ライフ」シリーズ。
わかっていても「やってしまう」苦しみ
元KAT-TUNの田中聖さんが、3月17日に起訴されたそうですね。
持っていたパケ(覚醒剤入りのビニール袋)などを自分のものと認めたことや、尿検査が陽性だったことなどがけっこう前にニュースになっていたので、すぐ起訴されるかと思いましたが、お約束の勾留期間満了の20日間まるまるかかりましたね。これって、なんなんですかね。だいたい満期まできっちり身柄を持っていかれるんですよ。
「元ジャニーズの人気アイドルが、なぜクスリに手を出すのか」って、皆さんも思いましたよね。瑠美もそう思いました。瑠美だって、自分が超人気アイドルなら、クスリなんかやりませんよ(多分)。あと、瑠美的には「いつかパクられるとわかってるのに、なぜ?」ちゅうのもありましたね。
ずっとアイドルとして成功してきて、今もファンはいてても、つらいことってあるんでしょうね。つらいからクスリに手を出してしまい、アカンと思いながらやめられない苦しみは、めっちゃわかります。
とはいえ、それはみんな同じです。瑠美も、前科はあるけど、家族がいて、仕事があって、本も出せて、ええことばっかりのようですが、こう見えてつらいこともあるんですよ。でも、そこは乗り越えないと。自分で選んだ道ですから、葛藤はあっても、がんばってほしいです。
執行猶予中に立ち直れる
もうネットでもいろいろ出ていますが、田中さんは今回の逮捕では執行猶予がつくと思います。2017年に大麻所持でパクられた時も、嫌疑不十分で不起訴になっているので、前科はないでしょうしね。
覚醒剤所持と使用の初犯やと、相場的には「懲役1年半・執行猶予3年」な感じですから、たぶんそうなると思います。この執行猶予の3年間で、自分を振り返ってほしいですね。
前も書きましたが、田中さんは今回の逮捕で、あることないこと書かれてしまってますね。しょうもないことを書くなあとも思いますが、人気者やからしゃあないところもあります。
これを機会に、すぱっとやめましょう。自分もそうでしたが、クスリは「パクられた(逮捕された)時」が「やめる時」なんですよ。
ちなみに瑠美は田中さんの更生をけっこう期待しています。その理由は、田中さんがご家族と仲がええことです。ネットによると、お母さんが「元レディース」ちゅうのも最高ですが、ブログでも「迷惑かけてる」と両親に書いてますね。
いろんな人を見てきましたが、更生できる人は、まず実家とうまくいっています。クスリに手を出すのは、ほぼほぼ「寂しいから」です。おうちごはんはおいしいとブログに書いてるようですし、おうちでゆっくりおいしいごはんを食べて考え直せばええのとちがいますかね。
今まで人よりがんばってこれたんやから、またがんばれますよ。前科者に言われてもうれしくないと思いますが、応援してますよ。