マツコ・デラックスだけじゃない!? バラエティ番組“軽視”でフジテレビ出演「半NG」の大物タレントとは?
マツコ・デラックスとフジテレビの確執を、3月17日発売の「週刊文春」(文藝春秋)が報じている。バラエティ番組『アウト×デラックス』の終了により、フジテレビ系でのレギュラー番組が0本となるマツコだが、最後の収録を終えた際、「もう二度とレインボーブリッジは渡りません」と宣言したという。この発言について聞いた同誌に対し、マツコはあくまでジョークだと主張しているが、「フジに対して密かにヘイトを抱く大物タレントは、ほかにもいる」(放送作家)ようだ。
「文春」の記事は、記者の取材に応じたマツコの言葉を中心に、インタビュー仕立てでまとめて掲載。さらに、信頼していたスタッフが現場を外されるなど、マツコがフジの人事に不信感を募らせているというスポーツ紙記者の証言も掲載されている。
「フジと出演者をめぐる不穏な情報は、特にここ1年ほど、業界内で何度もささやかれています。特にバラエティ番組出演タレントに多く、大物だとダウンタウンの浜田雅功も、フジの番組出演は“半NG”状態といわれているほどです」(前出・放送作家)
浜田のレギュラー番組は、昨年3月に『ダウンタウンなう』が終了したことで、現在は『ジャンクSPORTS』のみとなっている。
「こちらは制作がフジのバラエティ班の主導ではないため、例外的に継続しているようです。浜田にしても、フジを避けるようになった原因は、人事や局の方針に、ついていけなくなったためとされています。制作予算の削減や優秀なスタッフの配置換えなどにより、番組出演のモチベーションがすっかりなくなってしまっているのだとか」(同)
実際に、フジテレビ上層部がバラエティ番組を“軽視”しているという認識は、業界内でもかなり広まっているようだ。
「いま、フジが本腰を入れているのは、ニュースやバラエティではなく、ドラマの制作。通常放送のスポンサー料だけでなく、ネット配信、そしてDVDなどのパッケージ化で大きな売り上げが見込めるため、テレビ局にとっては一番うまみがあるコンテンツになっています。局内の会議でも『バラエティはカネにならないからいらない。とにかくドラマを作れ』と、幹部が号令を出しているそうですよ」(制作会社関係者)
その結果が、大物タレントによる“フジ離れ”を続々と招いてしまったのだろう。負のスパイラルが人知れず発生しつつあるフジテレビだが、今後も“バラエティ軽視”の方針を貫くのだろうか。