社会現象になった『ユーフォリア』、制作クルーが「地獄のような環境」告発! ドラッグやセックス……過激シーンに疑惑
なお、きつめの性的描写が多い『ユーフォリア』では、これらのシーンを撮影にするにあたり、役者が強要されたと感じることなくスムーズに撮影が行われるように「インティマシー・コーチ」を間に挟み調整していたという。これは、セックスシーンやヌードシーンなどの撮影に際して、制作側と役者との間に立って、役者が嫌がる演技を強要することなく、撮影がスムーズに進むように調整する専門家のことを指し、制作側はキャストの人権を守る取り組みをきちんと行っていたと強調している。
しかし、先日、シーズン2からキャスト入りしたミンカ・ケリーは、ヌードシーンの撮影を「不安に感じた」と告白。キャシー役を演じたシドニー・スウィーニーも「共演者やクルーに対して安心感が得られなかった」「クリエーターのサム・レヴィンソンに、不必要だと感じたヌードシーンをカットしてほしいと頼み、そうしてもらった」と明かしている。
ネット上では「本当にウェルビーイングが最優先されているのか?」「キャストが納得していないのに、話題性や視聴率欲しさに過激なシーンを撮影しているのでは?」と疑問視する声が上がっている。
ほかにも、主要キャストの一人、キャット役のバービー・フェレイラが、前出のサムと衝突し、口論の末、激怒し、撮影現場を立ち去ったという報道があり、ネット上では「現場の空気はとても悪そう」「今回の告発も納得できる」と受け止める人が多いようだ。
昨年、DCコミックドラマ『BATWOMAN/バットウーマン』をシーズン1のみで降板したルビー・ローズが、撮影現場での劣悪な労働環境を告発。映画『Rust』の撮影中に主演のアレック・ボールドウィンの小道具の銃の誤射で死傷者を出した事故も、過労で疲れ果てたスタッフのミスが原因なのではとも指摘されており、ドラマや映画撮影現場の“劣悪な労働環境”を改善すべきだと求める声が日に日に高まっている。
先月末に放送されたシーズン2のファイナルエピソードが大きな話題となった『ユーフォリア』は、高い視聴者数をマークとなり、高い視聴者数をマークした『ユーフォリア』は、シーズン3の制作がすでに決定している。