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ヨガインストラクターが教える「肩こり解消ストレッチ」2選! 自律神経を整える効果も期待!?

2022/03/01 13:30
古城美季(こじょう・みき)

 つらい肩こりの解消には、肩甲骨へのアプローチが有効です。肩関節と肩甲骨は密接な関係にあり、肩甲骨まわりの凝り固まった筋肉がほぐれると、肩の動きがスムーズになって肩周辺の筋肉がゆるみやすくなります。肩甲骨を動かすと背骨にもアプローチできるので、自律神経を整える効果も期待できるでしょう。また、背中の大きな筋肉を刺激することで血流が促されて、肩こりを解消してくれるのです。

 ここでは、デスクワークや家事の合間など、スキマ時間にできる肩甲骨ストレッチを2つご紹介します。

2‐1. 肩甲骨を引き寄せて胸を開くストレッチ

 左右の肩甲骨を引き寄せるストレッチによって、胸を開いて深い呼吸を促し、血流をよくして肩こりの解消を目指します。立った状態でも座った状態でもできるので、気軽に取り入れてみましょう。

1)両手を体のうしろで組みます。握手をするように、左右の手はしっかりと握ってください。
2)背筋を伸ばし、息を吐きながら、ひじを伸ばして両手をぐっと下に下げます。このとき、左右の肩甲骨を引き寄せる意識を持ちましょう。
3)息を吸いながら、組んだ両手を体から離すイメージで、ゆっくりと無理のない範囲で引き上げます。
4)この姿勢のまま、5回呼吸するまでキープ。腰が反らないようにおなかを引き締め、息を吸うときに胸を開き、息を吐くときに左右の肩甲骨を引き寄せる意識を持って呼吸しましょう。

2‐2. 肩甲骨をほぐす8の字ストレッチ

 左右の肩甲骨を広げて、組んだ両手で8の字を描くことで肩甲骨まわりをほぐすストレッチ。背中から肩甲骨を離すイメージで、なるべく大きく動かしましょう。

1)楽な姿勢で座り、両手の指を組んだ状態で体の前側に肘を伸ばし、両腕を肩の高さにセット。
2)組んだ両手の手のひらは体のほうに向けたまま、息を吐きながら、組んだ両手を前方に押し出して背骨を丸め、左右の肩甲骨を広げます。
3)この姿勢のまま、ゆっくりと組んだ両手で8の字を描きながら、肩甲骨を動かします。この動きを30秒を目安にくり返し、呼吸に合わせてゆっくりと動かしましょう。

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