ニッスイ「ちゃんぽん」ニップン「パスタ」など、プロが勧める味&栄養バランスのいい“冷凍食品”5選!
「おいしいごはんが食べたい、でも自炊するのはめんどくさい!」そんなズボラ女子の救世主といえば、コンビニ・ファミレス・ファストフード! 毎日の食事をおいしく楽チンにするため、管理栄養士・猪坂みなみ先生に、さまざまなテーマに合わせた「おすすめメニュー」を聞いちゃいます。
冷凍食品の“値上げ”を発表! 今こそ知りたいプロの「おすすめ商品」5選
今年2月から3月にかけて、大手食品メーカー各社が冷凍食品の値上げ発表し、ネット上でも大きな話題になりました。お弁当のおかずから晩酌のおつまみまで、今や冷凍食品は欠かせない存在なだけに悲しいニュースですが、値上がりするからこそ、より良い商品を選びたいですよね。
そこで今回は、管理栄養士の猪坂みなみ先生に、味だけではなく栄養バランスまで考えられた「おすすめの冷凍食品」を5つ選んでもらいました!
――冷凍食品を普段の食事に取り入れる際は、どんな点に気を付けるべきですか?
猪坂みなみ先生(以下、猪坂) そもそも冷凍食品とは、食品の温度をマイナス18℃以下に保つことで、保存料なしでも長期保管を可能にしている商品のこと。常備食としても、非常に便利ですよね。リモートワーク中のランチなど、手軽に食事をしたいときにも活躍すると思います。
栄養面において、冷凍食品だから気をつけなければいけないことは特になくて、お弁当やテイクアウトでも注意点は同じ。チャーハンやピラフなど、ご飯ものだけで食事をすませたり、唐揚げなどの揚げ物を頻繁に食べたりしていると、冷凍だろうがテイクアウトだろうが、栄養バランスは崩れやすいです。また、万人受けするようなメニューは味付けが濃くなっていることが多いので、たくさん食べると塩分の摂りすぎにつながる恐れもあります。
具体的に、栄養バランスの整え方としては、具だくさんの味噌汁を追加したり、野菜や海藻のおかずを用意するのがいいでしょう。余分な脂質を吸着して、体の外に排出する働きを持つ食物繊維が摂れるので、脂っこいメニューを食べるときは特におすすめです。
――それでは、栄養バランスのいい「おすすめの冷凍食品」を5品教えてください!
その1:ニッスイ「わが家の麺自慢 国産野菜たっぷりちゃんぽん」
猪坂 こちらは、1食で2/3日分の野菜が摂れるので、野菜不足が気になる方におすすめ。たんぱく質も19.6g含まれているので、女性の1食分としては十分な量をまかなえます。
ただし、塩分が7.5gと多く含まれていて、1日の摂取目安である6.5g未満(女性の場合)を1食でオーバーしてしまうので要注意。こちらの商品を食べるときは、スープを全部飲まないようにしたほうがいいでしょう。塩分を摂りすぎると、むくみや高血圧につながる恐れがありますよ。
その2:ニップン「オーマイ 具の衝撃 バジルトマト」
猪坂 エビやスナップエンドウ、ブロッコリーなど大きめの具材がごろっと入っているので、食べごたえがありそうなパスタですね。エネルギーも340kcalと低め、たんぱく質は18gと多めに含まれるので、ダイエット中の方にもうれしい一品ではないでしょうか。また、余分なナトリウム(塩分)を排出する働きを持つ「カリウム」というミネラルも含まれています。
この「具の衝撃」シリーズにはほかにも、「海老ナポリタン」「ボロネーゼ」「ボンゴレビアンコ」というラインナップがあり、どれもしっかりした食べごたえ。いろいろ試してみて、お好みのメニューを選ぶ楽しみもありそうです。