大河『鎌倉殿の13人』主演・小栗旬、西村まさ彦を“共演NG”報道も「三谷幸喜との確執のほうが深刻」なワケ
2月15日発売の「女性自身」(光文社)が、現在放送中のNHK大河ドラマ『鎌倉殿の13人』について、三谷幸喜作品の常連俳優である西村まさ彦が“出演できない状態”にあると伝えている。記事では、主演を務める小栗旬と西村の関係性が主な理由とされているが、業界関係者によると、「むしろ同作の脚本を手掛ける三谷氏が西村を“起用NG”としている影響が大きい」(スポーツ紙記者)という。
今年1月からスタートした『鎌倉殿の13人』は、主人公・北条義時(小栗)をはじめとする鎌倉幕府の御家人13人が、権力の座をめぐり争いを繰り広げるストーリー。物語のキーパーソンとなる源頼朝役の大泉洋をはじめ、山本耕史、小林隆、片岡愛之助ら、これまで“三谷作品”に起用されてきた役者陣が多数出演している。一方、西村もかつては三谷脚本の大ヒット作『古畑任三郎』(フジテレビ系)シリーズなどで活躍していたが、『鎌倉殿の13人』への出演予定はない。
「その理由について今回『自身』は、小栗が西村を“共演NG”にしていることが原因だと報じつつ、西村は三谷との間にも“確執”が生じていたと説明しています。しかし、一部業界関係者からは『小栗より三谷との問題のほうが深刻』という声も。実際、小栗は西村に対して“役者として水が合わない”と判断しただけだとみられますが、三谷のほうは根が深く、もはや西村を“完全NG”に近い扱いにしているようなのです」(同)
そんな西村は、1980年代に三谷主宰の劇団「東京サンシャインボーイズ」に入団して以降、さまざまな作品で名バイプレーヤーとして活躍してきた。しかし近年、不穏な報道が相次いでいたのも事実だ。
「もともと本名の『西村雅彦』名義で活動していたものの、17年に改名し、『西村まさ彦』と名乗るようになりました。同5月発売の『週刊女性』(主婦と生活社)によると、改名は西村がスピリチュアルに傾倒したことが理由であり、突然の発表は関係者を大混乱させたそうです。また、西村には以前から“愛人”がいたとみられ、20年6月に当時の妻との“円満離婚”を発表。しかし、同8月には『週刊文春』(文藝春秋)に登場した長男が『“円満離婚”なんてデタラメです』『我が家は昔から「機能不全家族」でした』などと暴露し、西村の“モラハラ”を告発しています」(同)
改名前の16年には、三谷が脚本を手掛けた大河ドラマ『真田丸』に起用されていた西村だが……。
「当時すでに2人の間には“溝”ができていたものの、仲介者の存在もあって、なんとか西村の『真田丸』出演はかないました。この仲介者は、もともと三谷の紹介で西村が所属するに至った芸能事務所・ドリスの関係者とみられますが、17年の改名と同時に事務所とケンカ別れして独立。こうして西村はツテを失っただけでなく、三谷との関係もさらに悪化させてしまったようです」(テレビ局関係者)
スキャンダルで一時的に炎上する俳優はいても、西村ほど公私ともに不穏な空気が漂い続ける芸能人は珍しいかもしれない。