ウーピー・ゴールドバーグ、「ホロコーストは人種問題じゃない」発言で大炎上! “人種=肌の色”と持論を展開
「もし、私がユダヤ人の友達と2人でいるところに(白人至上主義で反ユダヤ主義団体)KKKが来たら、私はダッシュで逃げる。黒人はKKKにリンチされるとわかっているから。でもユダヤ人の友達は逃げなくても大丈夫。見た目でユダヤ人だとはわからないから」としつつ、「でも、みんながそう思っているわけじゃないのね。今回の発言で自分を傷つけたし、たくさんの人を傷つけた。私は反ユダヤ主義者ではない。そう言われてズタズタな気持ちになっている」と疲れた顔で語った。
ウーピーは最後までナチスのユダヤ人虐殺について、「人種ではなく民族の問題。白人が白人とケンカしているのは人種問題じゃない」「『子どもたちに(ホロコーストは)人種問題だって教える? 違うでしょ』って意味で発言した」と主張。カメラに向かって「みんな、もうバッシングはしなくていいから。あなたたちの言葉はしっかりと受け止めたから」と言い、この日は謝罪をしなかった。
「人種とは肌の色に基づき人間を分けることにほかならない」と主張し続けるウーピーに、ネットはますます炎上。「歴史的に見ると、人種的な偏見に根ざしているとんでもない発言だ」「人種は肌の色以上のもの。そんな単純なものじゃない」「ユダヤ人ならではの身体的特徴があるし、ある程度見分けはつく。キッパー(ユダヤ人の民族衣装)をかぶっている人だっている」「正統派ユダヤ教徒は、見るからにユダヤ人だとわかるじゃないか」「多民族国家のアメリカで、よくこんな無知な発言したな」「BLMだけが人種差別じゃないんだぞ」などと、大バッシングが噴出した。
ウーピーは翌日『ザ・ヴュー』と自身のSNSでも謝罪したが、すぐに謝らなかったとして炎上は収まらず。事態を重く受け止めたABCは1日、ウーピーを2週間の出演禁止にすると発表した。
米紙「ニューヨーク・ポスト」は、ウーピーがこの処分に激怒し、局に対して番組降板をちらつかせていると報道。キャンセルカルチャーにうんざりしている一部の人たちからは、「無知が招いた発言ではあるが、彼女は間違いを認めたし、今後気をつければいい」とウーピーをかばう意見も上がっており、当分、この騒動は終息しなそうだ。