野呂佳代、テレビマンの評判は「旬の時期がない」? 「いつも7番目のキャスティング」「NGなしアイドルより格段上」
現在でも、事務所の大先輩、ダチョウ倶楽部とは舞台やトーク番組で共演することも多く、良好な関係を築いていることがうかがえる。
「上島との初キスは15年6月30日に行われたアニメ映画『ヒックとドラゴン2』のブルーレイ&DVD発売の記念イベントのようです。そこから、さまざまなイベントにダチョウ倶楽部と抱き合わせで呼ばれては、キス芸をはじめ、“熱湯風呂”にも挑戦していました。そういう点で野呂は、例えば柳沢慎吾など、取材陣にウケがいい“イベントタレント”の部類に入るのでしょう」(前出・業界関係者)
そうしたイベントでの頑張りがテレビ業界で認められたのか、番組出演も増えていった。
「とはいえ、例えば体重を告白しなければならない企画など、オファー内容がニッチです。特に野呂を気に入った様子なのは中居正広。『ナカイの窓』(日本テレビ系)の企画で『私たちそんなにブスですかSP』という、今考えればひどい“くくり”に呼ばれた彼女を、中居は『階級上げたの?』『マタニティー?』とイジリ倒していた。その後も、『ザ!世界仰天ニュース』(同)に呼ばれたり、『中居大輔と本田翼と夜な夜なラブ子さん』(TBS系)では先のディレクターの夫との同棲交際、さらには結婚発表もしました。中居にとって野呂は、安心してイジれる存在なのでしょう」(同)
2000年に芸能界デビューしたという野呂。だが先述したように、旬な時期が見当たらず、かろうじて言えば、月9『ナイト・ドクター』(フジテレビ系)に出演した昨年がターニングポイントだったといえるが、いまだブレークには至っていない。
かつて、SDN卒業後の目標として「深津絵里」を挙げていた野呂。現在、NHK連続テレビ小説『カムカムエヴリバディ』で、るい役を好演している深津だが、同作は「ひなたの道」がキーワードになっている。野呂にとっての「ひなたの道」は、いったいどこにあるのだろうか?
(村上春虎)