プレイボーイマンションでの「劣悪な」女性支配が明らかに! ヒュー・ヘフナーの闇を暴露したドキュメンタリーに反響
「ファミリー」と呼ぶコミューンを作って集団生活していたカルトの指導者チャールズ・マンソンにヒューが興味を抱いていたという証言もあり、「ビッグ・ハッピー・ファミリー」が口癖だったり、女性に乱交を勧めたり、ヒューのお気に入りナンバーワンの座をめぐって争うように女性たちに仕向けたり、セックスの時にはドラッグを与えていたことも暴露された。さらにはマンションの警備員の多くが元警察官だったため、地元警察と強いコネがあり、無法地帯になっていたという証言まで飛び出した。
放送後、ヒューの息子クーパー・ヘフナーは、「父が選択した人生を認めない人もいるだろう。でも、私の父はうそつきではなかったと断言できる」とツイート。ヒューは気前がよく面倒見がよい人だったとし、「(番組は)後悔が復讐へと変貌した事例だ」と、一連の暴露は出演者側の恨みによるものだと父を擁護した。
「プレイボーイ」の広報は、「今日のプレイボーイは、ヒュー・ヘフナーのプレイボーイとは別物」と前置きした上で、番組に出演した女性たちの発言を否定せず、「大切なのは彼女たちの経験を聞き、学ぶことだ」とし「プレイボーイ」は良い方向に進化していると強調している。
ネット上では、「ある程度は想像していたけど、盗撮し、それをネタに脅迫まがいのことをしていたのは卑劣」「洗脳されていた女性たちが気の毒」などという意見が多数を占めている。
ヒューをみとった最後の妻クリスタル・ヘフナーはTwitterでホリーに向け、「あなたが言っていたインスタントカメラで撮影した写真、何千枚も見つけた」「すぐに破り捨てた。あなたの写真もほかの女性の写真も全部、一枚ずつ」「だからもう存在しない」と報告。ホリーは「ありがとう」と感謝のツイートを投稿している。
女性の中絶の権利や同性愛者の権利を求める運動を支持し、黒人差別が激しかった時代から黒人とも堂々と交流するなど、進歩的な人物として持ち上げられることが多かったヒュー。しかし、今回のドキュメンタリーで、女性の性を解放すると見せかけ、若い女性たちを性的に搾取していたと告発され、批判が高まっている。第1・2話でこれほどの話題を集めただけに、残り8話で一体どのような“闇”が暴露されるのか、注目が集まっている。
※1 犯罪被害者が加害者と長時間過ごすことにより、好意的感情を抱くこと
※2 性的な行為が目的で、被害者に寄り添い、手なずけようとすること