プレイボーイマンションでの「劣悪な」女性支配が明らかに! ヒュー・ヘフナーの闇を暴露したドキュメンタリーに反響
2017年に91歳で大往生した男性誌「プレイボーイ」創刊者ヒュー・ヘフナーと、彼がビバリーヒルズの近くに築いた“オトナの楽園”ことプレイボーイマンションの真実を暴露するドキュメンタリー番組『Secret of Playboy』の放送が、現地時間1月24日から始まった。男女が合意の上で楽しむ“性の解放区”と見られていたプレイボーイマンションだが、元プレイメイトらによりヒューの劣悪な行為が次々と露呈され、ネットを騒然とさせている。
全10話で構成される『Secret of Playboy』は、2019年に歌手R・ケリーの性的虐待を明らかにしたドキュメンタリー『サバイビング・R.ケリー : 全米震撼! 被害女性たちの告発』を手掛けた米ケーブルテレビ局「ライフタイム」の姉妹チャンネルで、ドキュメンタリーを得意とする「A+E」が放送。24日はプレミア公開として2時間枠(エピソード1&2)で放送された。
トレードマークである赤いガウンとシルクのパジャマを身にまとい、常に複数の若い女性をはべらせいていたヒュー。プレイボーイマンションはヒューに群がるガールフレンドたちや「プレイボーイ」で活躍するプレイメイトらがセレブや著名人と“楽しいひととき”を過ごす夢のような場所で、パーティに招待されることはステイタスだといわれていた。
今回のドキュメンタリーで、複数の女性が「マンションの至るところに小型カメラや盗聴器が設置されていた」と証言。ヒューは泥酔した女性たちが裸で他人には見られたくないことをしている写真を撮り、それをプリントアウトして女性たちの間で回し見させていたそう。
昨年、祖父ほど年齢が離れていたヒューとの最初のセックスが「トラウマ的なものだった」と告白しているリアリティ番組のスター、ホリー・マディソンは、今回の番組で、リベンジポルノへの恐怖でマンションにずるずると居続けてしまったと打ち明け、「(そのうち)ヒューのことを愛してると思うようになったけど、完全にストックホルムシンドローム(※1)だった」と回想。ヒューがセックスの際、コンドームをつけようとしなかったことも暴露した。
1970年代後半にヒューのガールフレンドの1人だった女性ソンドラ・セオドアは、ヒューがマスコミ関係者をマンションのパーティに招いて羽目を外させ、その様子を撮影した写真やテープをネタに「ヒューにとってマイナスになる情報」をすべてもみ消していたと証言。
元プレイメイトのミキ・ガルシアは、ヒューは女性たちを「ファミリーの一員なんだ」と思うようにグルーミング(※2)し、そんな女性たちを「自分の所有物」扱いしていたと断言。ヒューのことをチャーミングだと思い、フレンドリーなコミュニティだと思ってマンション入りしたホリーも、「週に1,000ドル(約11万5,000円)の手当をもらう」代わりに「外でのバイトを辞めさせられ」「門限は午後9時、友人を招いてはダメ、家族と過ごすようなホリデー以外は外出が許されない」と行動を制限され、まるでカルト教団のような生活だったと明かした。