ヒカキンは「見せても安心」の一方で……子どもの動画視聴に悩むママ、YouTuberの“ガチャ”に物申す!
YouTubeというと、中には過激なコンテンツや不正確な情報を拡散しているチャンネルもあるため、ネガティブな印象を持つ保護者も多いかもしれないが、薫さんは「クリエイターによっては子どもに見せても安心」だと語る。
「定番ですが、ヒカキンさんの動画は人を傷つけたりするわけではないので、ママたちの間でも『見せて安心』と言われています。一方で、あるママに教えてもらったYouTuberは、“小学生あるある”をテーマにした動画の中で、サンタクロースはいるかいないかについて取り上げていました。ママ友の息子はその動画を見て『サンタはいないの?』と聞いてきたそうで、困ったと話していましたね。冬休みの時期は、仲が良いママたちだけのグループチャットで『休み中、子どもがずっと動画を見て困る』という悩みや、どのYouTuber、どの動画は安全かという情報を共有し合っていました」
年末年始のテレビ番組は、子どもたちに不評!?
コロナ禍により、冬休み中も遠出やレジャーなどを見送った家庭は多いだろう。薫さんいわく、子どもたちは暇なおうち時間でもテレビにはあまり興味を示さず、「子どもが見たがったのは、大みそかに放送された『THE鬼タイジ 大晦日決戦in鬼ヶ島』(TBS系)という鬼ごっこの番組だけでした」と語った。
「テレビをつけていても、アニメ以外は興味がないのかあまり見ないんですよね。去年は『鬼滅の刃』が流行っていたので、ママたちとも『映画見た?』と話題になりました。『鬼滅の刃』は、残虐なシーンもあるため、ママ友間でも『アニメを見せるか迷っている』という声があり、Oさんは上の子には見せるけど、下の子には見せないと言っていました。学校で流行っているものを見せないと、話題にもついていけないし、ちょっとかわいそうだなと思いましたね」
子どもたちのテレビ離れにより、保護者にとって、かつての「見せたくない番組」はテレビからYouTubeに移行しているようだ。
「テレビはまだ放送時間帯が遅ければ子どもは見ることができませんが、YouTubeはいつでも見られる。大人が注意しないと、どういう内容を見てしまうかわからないんです」