“上級国民”90歳、コカイン税理士72歳、元女囚が考える「おじいさんの事件」
もうひとつ、「コカインおじいさん」の事件ですね。18年7月に、デートクラブで知り合った女性に覚醒剤入りの日本酒を飲ませて死亡させた逮捕時72歳の税理士さんです。自分もクスリ(違法薬物)をやってるそうで、いいトシしてキメセク好きってインパクトありすぎ。
被害者は、おじいさんの家から友だちに「いまコカイン(を)おやじにすすめられてます」とかLINEで送っていて、そのあとに亡くなっています。ちなみにコカインは覚醒剤よりお高いので、セレブ感がありますね。
おじいさんは殺人やなく傷害致死で起訴されて、去年の7月に懲役9年の判決を受けて控訴したそうです。まさに「逆ドン・ファン事件」で、裁判所は直接証拠がないのに「覚醒剤を日本酒に入れて飲ませた」と認定しました。
かばうわけではないですが、堂々と無罪を主張して控訴してるのに、ネットとかで「反省してない」とか言われてて、それはちゃうやろと思いました。自分的に無罪なら反省しようがないですから。
このまま最高裁までがんばって、未決勾留期間を少しでも延ばす感じですかね。未決なら自腹でお弁当やお菓子を買えますし、手紙も毎日書けますから。この裁判も注目です。
和歌山カレー事件や工藤會も直接証拠がないまま死刑判決
あと、紀州のドン・ファンは被害者ですが、これも気になっています。当時の奥様がパクられ(逮捕され)てから結構たつのに、まだ裁判が開かれてないことが話題ですね。
報道などによると、ドン・ファンは「ひたすら女好きの変わり者」で、奥様は「お金が欲しい」とハッキリ言うわかりやすい人らしいですが、もしお金が欲しいだけならご主人は殺さないですよね。必ず疑われます。
ちゅうても和歌山カレー事件とか工藤會とかも直接証拠がないまま死刑判決です。ぶっちゃけ奥様は「ええ人」でもなさそうですが、もし無実ならお気の毒です。公判はどうなるでしょうか?