カルチャー
[再掲]インタビュー
心理学博士が明かす、しいたけ占い人気の裏側――「占い否定層にウケるカラクリ」「ゲッターズ飯田を追い抜けたワケ」
2022/01/06 21:30
占い界では、しいたけ.氏以外にも人気占い師がいる。その一人が、ゲッターズ飯田氏だ。もともとお笑いタレントだったという異色の経歴で、テレビに多数出演していることもあり、抜群の知名度を誇っているが、昨今、女性人気という点では、しいたけ.氏が飯田氏を追い越す勢いがあるとする向きも。事実Twitterのフォロワー数は、しいたけ.氏が約45万人、飯田氏は約26万人だ。鈴木氏は、そんな2人の占いを比較すると、ある興味深い傾向がみられるという。
飯田氏の占いは、哲学的な言葉や言い回しで、読み手に思考を促すしいたけ占いに比べると、「◎◎すべし」など、ずばり指摘するタイプのものも見受けられるが、「元来の女性心理からすると、飯田氏の方がウケはいいと言える」そうだ。
「今は徐々に変わりつつありますが、女性は受動的なことが多く、『◎◎すべし』などと、断定的なことをズバリ言われると、“ドキッ”として、心が惹かれる面があるとされています。少し前に流行した“壁ドン”と同じ。壁に追い詰められて愛の告白をされると、思わず『はい』と言ってしまう……という。しかし今こうして、しいたけ占いのような女性自身に思考させるような占いが流行し始めたのは、とても興味深いですね。女性が自己決断する世の中になってきたのだと感じます」