2021年視聴率「ワースト」ドラマ10! 『推しの王子様』『レンアイ漫画家』他ラブコメ作品が独占
2021年も数々の連続ドラマが放送され、全話平均視聴率(世帯、以下同)においては、今月16日に最終回を迎えた『ドクターX ~外科医・大門未知子~』(テレビ朝日系)が16.5%(ビデオリサーチ調べ、関東地区/以下同)でトップに君臨。
以下は、TBS系「日曜劇場」枠で放送された『日本沈没-希望のひと-』『天国と地獄 ~サイコな2人~』『ドラゴン桜』『TOKYO MER~走る緊急救命室~』が順に続き、『特捜9 season4』(テレビ朝日系)や『緊急取調室 4th SEASON』(同)といった人気シリーズも健闘していた。
そんな好調なドラマが多々存在する一方で、数字に恵まれなかった作品も……。その中には、期待外れの作品だけでなく、視聴者の満足度が高かった良作も少なくない。今回は民放4局において午後8時~10時台に放送された連続ドラマの全話平均視聴率ベスト10&ワースト10の中から、残念ながら振るわなかった作品を振り返りたい。
『推しプリ』『ボク恋』『レンアイ漫画家』ラブコメがワースト入り!
ワースト1は、乙女ゲームの開発企業を舞台にしたロマンティック・コメディ『推しの王子様』(フジテレビ系)で、全話平均は4.9%。当初は深田恭子が主演する予定だったが、クランクイン直前の5月に適応障害の治療のため活動を休止すると発表したため、急きょ比嘉愛未が代役を務めることに。始まってみると比嘉の演技は好評だったが、深田を想定した“当て書き”を思わせる脚本に、ネット上では「比嘉さんもいいけど、やっぱり深キョンで見たかった」「見れば見るほど深キョン向けのドラマだなって思う」という声も目立った。
また、続くワースト2は『ボクの殺意が恋をした』(日本テレビ系)、ワースト3は『レンアイ漫画家』(フジテレビ系)と、上位にラブコメディばかりが並ぶ結果に。
『ボクの殺意が恋をした』は、主演の中川大志演じる“最高に間が悪い殺し屋”が、新木優子演じる“暗殺のターゲット”に恋をしてしまうというコメディ色の強いストーリーで、全話平均は5.3%と撃沈。「中川と新木はいい役者さんだけど、プライムタイムのメインって感じじゃない」「それぞれの演技は悪くないけど、中川と新木の相性が悪い」などとキャスティングミスを指摘する声も多かった。
ワースト4は、『最高の離婚』(フジテレビ系、13年放送)、『カルテット』(TBS系、17年放送)の脚本家・坂元裕二による3年ぶりの連ドラ復帰作『大豆田とわ子と三人の元夫』(フジテレビ系)。主演の松たか子が3度の離婚歴がある女性を演じ、元夫を松田龍平、岡田将生、東京03・角田晃広の3人が演じた。同作には熱心なファンが多く、SNS上でも話題を呼んでいたが、全話平均は6.1%と振るわなかった。