米倉涼子『ドクターX』1位でも初の20%超えならず、綾野剛『アバランチ』はワースト入りで期待外れか【10月期ドラマ視聴率ランク】
ワースト2は、柳楽優弥演じる中学受験塾のスーパー塾講師が活躍する『二月の勝者-絶対合格の教室-』(日本テレビ系)。新任講師を演じた井上真央にとって、民放の連ドラ出演は17年10月期『明日の約束』(フジテレビ系)以来、約4年ぶりとなった。
自己最高は初回の9.2%で、最低は第8話の5.6%。中学受験という地味な題材ゆえか、数字的にも地味な結果に終わってしまったものの、ネット上では「泣いて笑って楽しいドラマでした!」「子どもたちへの愛があふれていて、素敵なドラマだった」「学ぶことの大切さを再確認しました」といった称賛コメントが多い印象だ。
ワースト1は江口のりこ『SUPER RICH』
残念ながらワースト1となってしまったのは、プライム帯の連続ドラマ初主演となる江口のりこが女性起業家を演じた『SUPER RICH』(フジテレビ系)。『30歳まで童貞だと魔法使いになれるらしい』(テレビ東京系、20年)に出演していた“チェリまほコンビ”こと赤楚衛二&町田啓太の再共演が注目された。
最終回では、赤楚演じる春野優が北京語、英語、韓国語を操るシーンが登場し、ネット上では「赤楚くんの語学力がかっこよすぎてやばかった」「赤楚くんセリフ覚えるの大変だったろうな。中国語も韓国語も滑らかに聞こえる」「優くんの中国語講座、韓国語講座とか開いてくれませんか?」と絶賛する声が続出。
一方で、展開に不満を訴える視聴者も多く、「最後のほうは特に、人気の“チェリまほコンビ”とやらを出しときゃ見るんでしょ? 話の内容なんてなんでもいいんでしょ? って感じだった」「最後まで、旬な俳優さん集めれば視聴率取れる、みたいな制作側の意図が見え見えだった」と厳しい声も目立った。
米倉主演の大人気シリーズと、TBSの「日曜劇場」がワンツーを飾り、フジの「月9」も健闘した今期。来月からは「日曜劇場」枠で阿部寛主演の『DCU』や、脚本家・遊川和彦氏が手がける嵐・松本潤主演『となりのチカラ』(テレビ朝日系)など注目作が続々スタートするが、ここからヒット作は生まれるだろうか。
【2021年秋ドラマ(午後8~10時台、民放4局)平均視聴率一覧】
1位『ドクターX ~外科医・大門未知子~』(テレビ朝日系、木曜午後9時) 16.5%
2位『日本沈没-希望のひと-』(TBS系、日曜午後9時) 15.7%
3位『ラジエーションハウスII~放射線科の診断レポート~』(フジテレビ系、月曜午後9時) 10.7%
4位『婚姻届に判を捺しただけですが』(TBS系、火曜午後10時) 10.0%
5位『最愛』(TBS系、金曜午後10時) 8.7%
6位『恋です!~ヤンキー君と白杖ガール~』(日本テレビ系、水曜午後10時) 8.7%
7位『アバランチ』(フジテレビ系、月曜午後10時) 8.6%
8位『二月の勝者-絶対合格の教室-』(日本テレビ系、土曜午後10時) 7.5%
9位『SUPER RICH』(フジテレビ系、木曜午後10時) 6.8%
※平均視聴率は単純平均視聴率(全話合計÷放送回数)。小数点第2位以下を四捨五入。『真犯人フラグ』(日本テレビ系)など次クールまで続く作品は除く。