自分の実家には2年帰れていなのに……「近くの義実家に行く気が失せる」ママの悩み
明子さんいわく、コロナの影響で、周りのママ友たちも、距離が近いほうの実家との付き合いが濃厚になっているという。
「娘と仲が良い男の子のママによると、コロナ禍ということもあり、七五三のお参りは、近所の神社を訪れて参拝したそうなのですが、関東に住む夫の両親は来られたけれど、地方に住む自分の両親には来られず、写真を送るだけになったらしいんです。そんな話を聞くと、うちも2年後の七五三はどうなるのかと今から不安ですね。『このまま、私の親だけ祝い事に参加できないのかな』って思うと、なんだか義実家に行く気が失せてしまって……」
明子さんは、義実家への帰省中も、「コロナの感染予防対策で外出を避け、家の中で過ごすことも多くなりがち」と語る。
「義母は外食を嫌うので、お寿司をよくテイクアウトしています。買い出しなどに行く際も、義実家の車に乗って移動するので、義父母とずっと一緒。さらに一度義実家に行くと、長い時間滞在してほしいみたいで、『泊まっていきなさいよ』と毎回引き留められるんです。義母は『またいつ感染者数が増えるかわからないから、今のうちにゆっくりしていってほしい』と言うのですが、気軽に行き来していた頃と比べて、滞在時間が延びていることが苦痛です」
そんな明子さんは、ママ友数人とランチをした際に、どちらの実家にもこの2年間帰省していないというママから、「今、長距離移動するのは良くない」と言われたそうだ。
「ママ友の中には、コロナが流行してから、近所のドラッグストアやスーパーにしか出かけていないという人もいるんです。仲が良いママ友からは、『地方の実家に帰ろうか悩んでいるって話は、あまりしないほうがいいかもね』とLINEが来て以来、同じ境遇の人にしか話さないよう気を付けています」