アニメ『東京リベンジャーズ』マイキー役の声優・林勇は「実力が乏しい」!? 厳しい業界評
12月18日に開催された、テレビアニメ『東京リベンジャーズ』(テレビ東京系、以下『東リベ』)のイベント「須辺謝留威弁斗~東京卍會立川通凛愚~(スペシャルイベント~たちかわつーりんぐ~)」にて、アニメの続編となる「聖夜決戦編」の制作が発表された。
『東リベ』は、2017年から『週刊少年マガジン』(講談社)にて連載中の和久井健氏による人気漫画『東京卍リベンジャーズ』が原作。学生時代の恋人・橘日向が関東最凶の組織・東京卍會(以下、東卍)の抗争に巻き込まれたニュースを目にした主人公・花垣武道が、ひょんなことから学生時代にタイムリープ。東卍の総長である“マイキー”こと佐野万次郎や、副総長の“ドラケン”こと龍宮寺堅らと出会い、日向が死亡する最悪の未来を回避するため、東卍での成り上がりを目指す物語だ。
今年4月から9月までアニメが放送されたほか、7月に北村匠海主演の実写映画が公開され、8月には舞台化も果たすなど、一躍人気コンテンツとなり、ファンの間ではアニメの続編の制作が待ち望まれていた。
そんな『東リベ』のアニメ版で主人公・武道役を演じているのは、本作がテレビアニメ初主演かつ初本格レギュラーとなった声優・新祐樹。新は、武道役がなかなか決まらない中、自らマネジャーに打診して5次オーディションに参加。見事、主役の座をゲットしたというイレギュラーなキャスティングだったが、こうした“自薦”は日常的に行われているのだろうか。
「声優がなかなか決まらず、オーディション参加者の幅を広げるために、事務所経由で所属タレントを推薦してもらうことも『なきにしもあらず』ですが、それほど多い事例ではありません。自分から名乗りを上げるというのは、もっと少ないのでは」(声優業界関係者)
なお、特定の放送局や制作会社などには、“ご贔屓”の声優事務所も存在し、主要キャストのバランスを見て、出演者と同じ事務所の声優を「バーターで起用」する場合もあるという。
「さすがに全ての主要キャストを贔屓にしている事務所の声優でそろえることはなく、主要キャストの数人はオーディションによって決定します。そして端役を贔屓の事務所のタレントに任せる、といった感じですね。ただ、大手制作会社などと密接につながっている声優事務所はごくわずかで、青二プロダクションと81プロデュースといった大規模事務所くらいではないでしょうか」(同)
今回初主演の大役を得た新だが、事務所の先輩である林勇がマイキー役で出演しており、新よりも先に出演が決まっていたため、一部ネット上では「林のバーター起用なのでは?」という声も上がっているが……。
「林にそこまでの力はないでしょう。彼は作曲家で音楽プロデューサーの太田雅友とユニット『SCREENmode』を結成して音楽活動をしたりと、周りから期待されている印象がありますが、見合う結果は出せていない……つまり、そこまで人気がある声優とはいえません。現在38歳という年齢の割には実力が乏しいですし、『どうしても林を使いたいから』と、バーター取り引きできるほどの人材ではない。下野紘や神谷浩史くらいの人気と実力を備えた声優でないと、そうした取り引きは難しいでしょう。新は自らの実力で主演を勝ち取ったのではないでしょうか」(同)
正当な評価によって人気アニメの主演の座を手にした新。今後のさらなる活躍に期待したい。