カルチャー
「婦人公論」12月28日・1月4日合併特大号(中央公論新社)

徳光和夫「AKBの1人や2人は妊娠させられる」発言を「婦人公論」で釈明! 「妻に感謝」節に漏れるヤバさ

2021/12/22 11:00
島本有紀子(ライター)
「婦人公論」2021年12月28日・2022年1月4日合併特大号(中央公論新社)

 「婦人公論」(中央公論新社)の 12月28日・1月4日合併特大号が発売中です。2021年最後となる今回の特集は、「コツコツと積み重ねて 『健康』と『お金』が福を招く」。健康、そして金という同誌の大好物がセットになり、年末の出血大サービス感があります。

 表紙では神のようなオーラを放つ美輪明宏さんがほほ笑んでおり、飾れば魔除けにもなるかもしれません。さっそく中身を見ていきましょう!

<トピックス>
◎愛した、書いた、祈った 追悼 瀬戸内寂聴さん
◎藤井聡太竜王、19歳の挑戦は続く
◎徳光和夫 妻との時間が今の私の宝物です

瀬戸内寂聴さんよ永遠に

 まず見ていくのは、11月に99歳で亡くなった瀬戸内寂聴さんの追悼特集「愛した、書いた、祈った 追悼 瀬戸内寂聴さん」です。寂聴先生といえば、美輪明宏、江原啓之と並んで“「婦人公論」の三大ミューズ”的な存在。ことあるごとにインタビューが掲載され、何度か表紙を飾ったこともありました。

  “この人のインタビューを載せたら何はともあれ、ありがたい誌面になる”という特別な存在だった寂聴先生。そんな大きな柱を一本失った「婦人公論」は、8ページに渡って追悼特集を組み、生前の活躍や同誌内での「金言の数々」を振り返っています。

 さらに、親交が深かった南果歩らの追悼コメントも掲載。中でも驚いたのは、50年来の交流があったという美術家・横尾忠則氏の言葉でした。なんと横尾氏、寂聴先生が息を引き取った11月9日、虫の知らせがあったそう。

 「朝7時頃に目覚めた僕は、瀬戸内さんに対する漠然とした『不在感』に襲われました。それで隣にいたカミさんに『瀬戸内さん、亡くなったよ』と言ったんです」とのこと。その少し後、亡くなったと連絡があり、「本当に驚いて、体がうっと寒くなるのを感じました」と明かしています。

 50年来の深い縁があったからこその虫の知らせだったのかもしれませんが、“不思議な力がある人”をありがたがる傾向のある同誌にとって、次は横尾忠則氏が貴重な存在になっていく予感も感じさせました。

ヒゲ萌え! アイドル扱いの藤井聡太四冠

 次に見ていくのは「藤井聡太竜王、19歳の挑戦は続く」。読売新聞写真部所属の若杉和希カメラマンが、「リモートカメラ」も駆使して撮影した第34期竜王戦での藤井四冠のお宝ショットが多数掲載されています。

 この写真の充実ぶり、アイドル的で驚きました。とくに注目なのは、第3局のお茶を飲むタイミングでマスクを外した瞬間の一枚。写っているのは、うっすら口ひげと顎ひげが生えている藤井四冠! レア……! 若杉カメラマンによれば、「髭剃りを忘れたのですかと聞くと、『宿のどこに剃刀があるのか、わからなかったんです』と」。おちゃめ……! 思春期の息子の成長を目の当たりにしたような胸の温かさを感じることができる一枚で、年配女性キラーの素質も感じさせます。

 ほかにも対局中に「いちごサイダー」を手に取る藤井四冠、おやつタイムに用意されたカワイイ「くま最中」や「紫芋モンブラン・ハロウィン特別版」等のおちゃめ写真が多く、来年はさらなる藤井萌えブームが巻き起こるのではと予感させる記事でした。

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