キズナアイほか、人気VTuberが続々活動休止! 「うつに近い症状」訴える人も
チャンネル登録者数300万人を誇るバーチャルYouTuber(以下、VTuber)のキズナアイが12月4日、2022年2月26日に開催されるオンラインライブ『Kizuna AI The Last Live “Hello.world 2022”』をもって無期限の活動休止期間に入ると発表。これを受けて、ネット上では過去の炎上騒動を引き合いに出し、同情的な書き込みも寄せられている。
「世界初のバーチャルYouTuber」として2016年12月にデビューし、VTuberシーンのパイオニアとして、ネットのみならずテレビや広告など多方面で活躍してきたキズナアイ。所属するKizuna AI株式会社は、休止理由を「キズナアイがより成長していくことを目標としたアップデートをするため」としており、今後については「キズナアイとサポートチームで準備を進めているいくつかのプロジェクトがあります」と説明した。
突然の休止発表に、ネット上では「正直、悲しい。休止っていつまでなんだろう?」と惜しむ声が相次ぐ一方で、「キズナイアイは、最初の人で終わらせるべきでしたね。何号も作りすぎだよ」「昔は見てたけど、中の人が4人に増えてから見なくなった」「ファン心理を無視した展開が多すぎた」といった、冷ややかな声も目立つ。
「キズナアイは19年6月、『より私の可能性を広げていくため』との理由で、初期から活動するキズナアイのほか、2人目のキズナアイであるloveちゃん、3人目のあいぴー、主に中国で活動する4人目・アイガーの4人に“分裂”。これにはネット上で大ブーイングが起き、ファン離れを引き起こしたともいわれています。その後もたびたび炎上騒動を起こしていて、アイガーの“中の人”のものと思われるSNSの裏アカウントに暴言が見つかった際には、中国動画共有サイト・bilibiliの公式アカウントで、10万人規模の“チャンネル登録解除祭り”が起こったこともありました」(芸能ライター)
ただ、そんなキズナアイを切り捨てず、「このジャンルのパイオニアであるがゆえに、失敗もあった」などと、冷静に分析するファンも少なくない。
「今回の活動休止発表を受け、ネット上では『演者の入れ替えがファンに受け入れられないことを、身を持って示してくれた』『キズナアイがいろいろな前例を作ったから、ほかのVTuberが安心して活動できてると思う』と評価する声や、『急激に伸びたコンテンツだから、利権者が寄ってたかって搾り取ったみたいな感じがある』『キズナアイの運営側も、手探りで大変だったと思う』といった、同情的な声も散見されます」(同)
今回、キズナアイは「アップデート」という前向きな理由を挙げたものの、近頃、人気VTuberの活動休止が続いたことから、ネット上では彼らのメンタルを気遣う声も増えている。