TOKIO・松岡昌宏、「負の感情」のコントロール方法にファンから納得の声
TOKIO・松岡昌宏がパーソナリティを務めるラジオ『松岡昌宏の彩り埼先端』(NACK5)。12月5日の放送では、松岡が「嫉妬心」について持論を展開する場面があった。
この日は音楽家・モーツァルトの命日ということで、松岡は天才と謳われたモーツァルトの才能に嫉妬した人物として知られる音楽家・サリエリの名前を挙げながら、「人に対する怒りとか嫉妬って、ものすごいパワーじゃないですか」と発言。人間は“良いほうと悪いほうの2つの力”を持っているとしながら、「どっちかっていと、悪いほうの力のほうがすごい強い気がするんですよ、念というか。あんまりいいとは思えないんだけど、でも人間そんなもんだと思うんです」と持論を展開した。
さらに、「モーツァルトに嫉妬した人の気持ちも、わかんないでもないのよ」とサリエリに理解を示し、自身も「(誰かに嫉妬心を抱いたことが)ありました」と告白。「時として怒りと嫉妬という力をうまく利用すれば、それをバネに人間が伸びるということもある」と、負の感情が持つパワーを認めつつ、自身は昔から母親や学校の先生に「(物事に対する)諦めが早い」「悔しくないの?」と怒られるなど、劣等感をバネにするパワーは持ち得てはいなかったという。
とはいえ、自分の好きなことに対しては「『あ、やばい、負けた』と思うと、気付かない間に『負けちゃいけない』っていう力が動いてる」と、負の感情が自然と原動力になっていることもあるとか。「ただ、ほんのちょっと1ミリ2ミリずれただけで、怒りとか嫉妬に変わる場合があるから『気をつけなきゃね』みたいなことは思ってるんです」とも語り、「できるだけちゃんとコントロールをしながら、あんまり嫌な部分は人には見せたくないな、って常日頃思ってます」と日常の心がけを明かした。
その後、松岡はあらためて「ほんとに(サリエリが)モーツァルトを妬む気持ちってわかんのよ」と強調しながら、「たとえば、自分が好きな芝居があって、『ああ、こんな役やりたいな』とか『こんなことやってみたいな』とか」「ほかの人がドーンと作ったのが自分にない世界観で『すげえなあ』って思ったら、俺はもう、諦めんのよ」と具体的なエピソードを披露。
「『あー、ダメだ。この芝居じゃ勝てねえ。違うのにしよ』みたいな。もう雲泥の差を見せつけられたほうが諦められるっていうのかな?」「ここに勝とうと思って自分の器でグジュグジュやるより、なんか新しいもんに挑戦したほうがいいや、みたいな」と、嫉妬の対象に固執するタイプではないと明かしながら、「これはなんか、皆さんの中でも引っかかることあったりしませんかね?」とリスナーに問いかける場面も。
また、「いっつも思うこと。『上には上がいる』、ほんとそう。思いません?」とも投げかけながら、「『(自分は)そこそこでいいんじゃないかな』みたいな(笑)。そのほうが人生楽だったりしますよ」と、嫉妬心との向き合い方についてアドバイスを送った。
この松岡の嫉妬に関する発言を受け、Twitter上ではリスナーから「私は負けず嫌いだし嫉妬深いから気をつけないと」「うちの子も、全然悔しがらないんだけど、ほっといていいのかなぁ?」「私はそこそこもできないけど、考え方変えるだけで楽になるのかなぁ……」「それくらい力を抜いておくのが、すごい人だらけの世界でうまく長くやっていく秘訣のひとつなのかも」といった納得の声が多数上がっていた。