鬼束ちひろ、島田紳助に対面での謝罪を希望していた!? 「殺害予告騒動」の顛末
11月28日、都内の路上で救急車を蹴り、器物損壊容疑で逮捕されたシンガーソングライター・鬼束ちひろ。30日には処分保留で釈放されたが、大きな芸能ニュースのない時期だったことも災いし、この騒動は連日、各メディアでトップニュースとして扱われ、本人の人間性や過去の言動などにも注目が集まることになった。
そんな中、9年前に起こした“殺害予告騒動”について「今回同様に大きな波紋を呼んでいた」と振り返るのは芸能プロ関係者だ。
鬼束は2012年6月22日に、開設したばかりのTwitterアカウントで、「あ~和田アキコ殺してえ」「なんとか紳助も殺してえ」などとツイート。当初、ネット上では「鬼束になりすました人物の投稿では?」といわれていたが、鬼束の公式サイト上でTwitter開設を告知していたこともあり、すぐに本人の投稿だと判明、大騒動へと発展した。
「事の重大さに気づいたのか、鬼束の所属事務所はこの殺害予告投稿を当日中に削除しました。しかし、翌23日、和田は自身がパーソナリティを務めるラジオ番組『ゴッドアフタヌーン アッコのいいかげんに1000回』(ニッポン放送)でこの件を取り上げ、鬼塚について『いろいろあるけど、つぶやくっていうのもどうかねえ?』『変わった人だからほうっておこうね』と苦言を呈しています」(前出・芸能プロ関係者)
和田が鬼束のツイートに言及したことで、「波紋はさらに大きくなっていった」(スポーツ紙記者)という。
「その後、鬼束の所属事務所は、彼女の公式サイト上に『Twitterでの発言につきまして。』という文書を掲載。殺害予告ツイートは『本人の大人げないいたずらな書き込み』と説明するとともに、『問題の箇所は弊社にて即時削除致しましたが、関係各位に大変ご迷惑をおかけした事、世間をお騒がせした事に対し、深くお詫びを申し上げます』と謝罪し、鬼塚による直筆謝罪文も掲載されたことで、騒動は決着を迎えました」(同)
その謝罪文には「ご迷惑をかけた方々にお詫びしたところ、アーティストとして、若いfanの手本となるよう言葉を頂きました」と、複数形の「方々」が使われていたことから、一部メディア関係者の間では「和田だけでなく、紳助にも謝罪できたのか?」と話題になっていたそうだ。
「というのも、紳助はこの前年、反社会的勢力との交際を理由に芸能界を引退していたからです。殺害予告について、鬼束は関係者を通じて直接紳助にお詫びしたいと申し出たとか。結局、紳助には『特に気にしていないから』と顔を合わせての謝罪を断られてしまったものの、それでは気が済まなかったのか、鬼束はお詫びの手紙を書き、関係者を通じて誠意を伝えてもらったそうです」(テレビ局関係者)
破天荒な言動を見せながらも、通すべき筋はキチンと通したということだろう。逮捕により、今後の活動への影響を懸念されている鬼塚だが、事態収束に向けてファンや世間も納得する事後対応を見せてほしいところだ。