印鑑に30万円!? 結婚してハンコが欲しい買い物狂い、Yahoo!ショッピングで運命の出会い
――2年で1,300万円以上溶かし、現在借金は●00万円の“買い物狂い”のライターが、苦しくも楽しい「散財」の日々を綴ります。
おーっほっほっほっほっほっほ!!!! あたくし、今、浮かれに浮かれていますの。なんたって、36年間の独身生活が終わりを告げたのよ!!!!
考えてみれば、初めて彼氏ができたとき、「好きなんだから結婚しなくちゃ!!」という思いから、出会って2カ月ほどで結婚し、両親に猛反対されて半年ほどで離婚した、といううっかりミスはあったけど、もはやノーカウント。今思い返してみると、ありゃー結婚生活ではありませんでしたな。
私は一応、バイトはしていましたけど、家賃は実家に払ってもらっていましたし、パパちゃん(元旦那)は仕事してなかったですからね。ええ、ニートだったのです。「N子ちゃんと一緒にいると、働きに行きたくなくなっちゃう!! だから、仕事辞めるか、えぬこちゃんと付き合うのをやめるしかない!!」と交際1カ月目で泣きつかれまして。で、「そうなの!? じゃあ、仕事辞めたらいいじゃん!!」と当時大学2年生のバカN子は言ったんですよ。
今、思い返すと、生活するにはお金がかかる、とか、働いていない男なんて論外、とか、そういうまともな思考ができていなかったのです。まあ、パパちゃんとの生活は楽しかったですけどね。終わらない夏休み、みたいで。
お金がないから常に移動手段は自転車。当時、東武東上線沿線の成増という場所に住んでおりまして、大学の授業が終わるとパパちゃんに「学校終わったから駅まで迎えに来て! スーパー行こうぜ!!」とか、なにかと用事を作ってはパパちゃんを駅まで呼び出していました。……って、あたし、何元旦那との思い出に浸ってんのよ!!!! 違う違う!! あたしゃ、結婚するんざんす!!!!!!
ハアハア……そうよ。そうなのよ。話を戻すと、あたしゃ今、浮かれに浮かれていまして? それで、祝い酒だの(第169回参照)なんだのと買っていたのですが、ここにきて、ピーーーーン!!!! ときたのです。「そうだ!! 印鑑を買おう!!!!」と。
ほほほほほ、なんていいアイディアなんざんしょ。結婚といえば、性別……じゃなかった、名字が変わる大事件ですよ(あ、N子のペンネームは変わらないから、よろしく)。これから先はさあ? 印鑑を求められるたびに、あたしゃ新しい名字のハンコを押すことになるじゃない? ってことはよ!! スペシャルで可愛くてワンダフォーな印鑑があったらテンション上がるじゃん!? いいね!! 最高だ!!!!