宮崎県の大人気スパイス「マキシマム」、肉料理だけじゃもったいない! 調味料ソムリエが簡単おいしいレシピを紹介
――日本各地のご当地で愛され続ける、家庭料理の味。北海道から沖縄までそれぞれの地域でロングセラーを誇るローカルな商品を、調味料ソムリエ/野菜ソムリエ・MICHIKOさんが紹介していきます。
宮崎県のご当地調味料:マキシマム
今回は、宮崎県にある人気精肉店のご当地オリジナルスパイス「マキシマム」です。一家に1本、宮崎県民の9割以上が愛用している、といわれる魔法のスパイス。90年の歴史がある老舗の肉専門店(株)中村食肉が製造しています。
当初、地元の直売所では手軽に使ってもらえるよう、肉に合わせたスパイスを小袋に入れて肉に添えて売っていましたが、そのスパイスがおいしいと評判になり、ボトルに入れて販売するようになりました。発売から35年、パッケージもそのまま、まさに愛され続けてきたオリジナルスパイスです! 今や、全国的にも広まり、入手困難ともいわれるほどです。
気軽に肉に振りかけるだけで、スパイシーな香りを楽しめます。味の決め手はカツオエキス。そこにクミンやナツメグといった肉料理等によく合う16種類のスパイスに、醤油や野菜の風味をプラス、ピリッとした辛みの中に和風の旨みが生きています。肉から魚、野菜までどんな料理も、サッとひと振りで極上の風味に仕上げてくれますよ。
湯豆腐にひと振りでワンランクアップ!
「マキシマム」は万能調味料です。おすすめは、やはり肉料理! 肉に振りかけるだけで爆発するおいしさです。唐揚げの下味に加えたり、カレーなどの隠し味にも使えます。
カツオや醤油の風味があるので、朝の定番、納豆や卵かけご飯、野菜の浅漬けの味付けにも、これ1本あればOK。
野菜サラダや白身魚のカルッパッチョに振りかけてオリーブオイルを垂らしたり、ポテトサラダに混ぜ込んだり、焼き椎茸や焼き魚に振りかけるだけで、ご馳走の味になります。冷奴や湯豆腐にネギのみじん切りと胡麻油、ここにもひと振りすれば、いつもよりワンランクアップの味わいになります。
ほかに新製品「マキシマム ナチュラル」も。九州産の味噌や昆布だし等の伝統調味料を使い、オリジナルより25%減塩しています。味はほとんど変わらず、しかもヘルシー! 和食にも合います。1本あれば、あなたも料理上手に♪
「マキシム」アレンジレシピ:ツナとかぼちゃのスパイス焼き
かぼちゃの甘みとスパイシーさがクセになる♪
【材 料】(2人分)
ツナ缶(水煮) 1缶(70g)、卵 2個、かぼちゃ 150g、小麦粉 大さじ5、こめ油 大さじ1、マキシマム 適量
【作り方】
1)カボチャはタネとワタを取り除き、小さめのひと口大に切り、ふんわりとラップで包み、電子レンジ(500w)で3~4分ほど加熱し、スプーンの背などでざっくりとつぶす。
2)ボウルに卵を割りほぐし、ツナ缶(汁ごと)と小麦粉、1とマキシマムを全体に振りかけてよく混ぜる。
3)フライパンにオイルを熱し、2を加えて軽く広げ、蓋をして3~4分間、弱めの中火で両面を蒸し焼きにする。
4)焼き上がれば、食べやすい大きさに切る。
*お好みで、マキシマムやマヨネーズ、青のりなどをのせて。ハチミツもよく合う。
「マキシム」アレンジレシピ:ホタテとフルーツのスパイス和え
【材料】
ほたて(刺身用) 100g、リンゴ、キウイ、マンゴー等 適量、マキシマム 適量
【作り方】
ホタテとフルーツ類は食べやすい大きさに切り、マキシマムを加えて和える。