人気ドラマ『グレイズ・アナトミー』の闇? 主演・エレンが恋人役のパトリックの“最悪な素行”を5億円で黙認か
現在アメリカでシーズン18が放送されている人気ドラマ『グレイズ・アナトミー』。同作シーズン3で降板させられた黒人俳優イザイア・ワシントン(プレストン・バーク役)が、共演したパトリック・デンプシー(デレク・クリストファー役)のことを「とんでもなく有害で嫌な野郎」と表現。主役メレディス・グレイを演じたエレン・ポンピオについても、「500万ドル(約5億6700万円)の“袖の下”を受け取り、パトリックの真の姿を口外しないことに同意した」と暴露した。
イザイアは、10月21日に出演したラジオ番組『KBLA Talk 1580』で、降板から10年以上たった今もわだかまりを持つ『グレイズ・アナトミー』について言及。「(エレンが)500万ドルを受け取ったんだ……パトリック・デンプシーがいかに有害で嫌なヤツか、口外しないことと引き換えにね。#MeToo運動で有名なハリウッドセレブたちがたくさん告発されていた頃の何年も前の話だけどさ」と発言。
イザイアが降板させられたのは、パトリックと口論中、共演者で同性愛者のT・R・ナイト(ジョージ・オマリー役)のことを「同性愛者を中傷する差別的な言葉で呼んだこと」が原因だとされているが、それを否定し「オレは身代わりにされたんだ」と説明。「この作品で共演したキャストの多くが、有害で、素行が悪かった。その最たる野郎が、パトリック・デンプシーだったのさ。それをもみ消すために、オレが犠牲になったんだ」とぶちまけた。
また、「ドラマで一番のギャラをもらっていたのはオレだ。パトリック・デンプシーと同じレベルだった」「そのことで恨みを買うようになったんだ。その気持ちは理解できるけど、ギャラは演じている役や自分のこれまでの経歴に基づいて決められるのだから、オレにはどうしようもない」と述べ、パトリックと険悪な関係になったきっかけは、出演料だったと語った。
続けて、「ヤツはパイロット版(第一話)を台無しにする役者だといわれていたんだ。誰もヤツなんて採用したくなかった。本命は(パトリックと同じように青春映画スターだった)ロブ・ロウだったんだ」と明かし、「パトリックは初日から嫌な野郎だった」「『イザイア、この宇宙を支配するのは白人だって知ってるかい?』って言われた」「平気で遅刻し、早退する野郎だった」と、パトリックには人間性を疑うような言動があったとぶちまけた。
降板原因となったパトリックとの口論については、「あの日、ヤツは遅刻した。なのに謝罪もせず、オレにケンカをふっかけてきて、オレに3回暴力を振るったんだ。身体的な暴力さ。だから、オレは男として警告したんだ。『ふざけんな。このオレをビッチ扱いするな。ファゴットだとでも思ってんのか』ってね」と、パトリックに原因があると断言。同性愛者を差別する「ファゴット」という単語は自分に向けたもので、“弱者だと思うんじゃない”という意味で使ったのだと弁解した。