“迷惑系YouTuber”よりひと、業界内でも「要注意人物扱いされていた」!? 逮捕にマスコミ関係者も安堵
10月25日、“迷惑系YouTuber”のよりひとが、名誉毀損罪によって警視庁板橋警察署に逮捕されていたことが明らかになった。特定のYouTuberを誹謗中傷する動画を繰り返し投稿していたことが要因とされているが、このニュースに一部マスコミ関係者からは「安堵の声が漏れている」(芸能ライター)ようだ。
大手YouTuber事務所・VAZは25日、公式サイト上で、「かねてより弊社所属タレントの名誉を毀損する動画を繰り返しYouTubeに投稿していたYouTuber『よりひと』氏が、2021年10月25日(月)、板橋警察署により名誉毀損罪を被疑事実として逮捕された」と発表した。よりひとは今年3月、VAZ所属のYouTuberについて「いじめを行っていた」などと動画で告発。これをきっかけに情報が拡散し、騒動へと発展していた。
同社は、この告発と同時期にあたる3月の時点で、よりひとに対して「不法行為の停止及び動画の削除を求め、また、仮に直ちに停止及び削除がされない場合は、法的措置を取ることの警告文を送付」していたというが、よりひとはこれを無視して不法行為を継続。そのため同社は、捜査機関、顧問弁護士と連携して対応にあたっていたといい、25日に板橋警察署に逮捕されたと連絡を受けたそうだ。
「よりひとは、YouTuberや著名人に関する不祥事や疑惑を動画で取り上げる“いじりネタ系YouTuber”を自称し、チャンネル登録者数は66万人にものぼっています(10月26日時点)。昨年9月30日には、大麻取締法違反(単純所持)の罪で逮捕・起訴された俳優・伊勢谷友介が保釈された際、車に乗り込もうとした伊勢谷に接近し、メントスとコーラを差し出しながら『メントスコーラ、お願いします』と声がけ。近くにいた警察官に取り押さえられ、そのまま湾岸署に連行されるというお騒がせ行為もありました。よりひとはこの一件で批判を浴び、10月2日に活動休止を宣言したものの、その翌日には動画投稿を再開しています」(芸能ライター)
今回の逮捕に際し、VAZ側は被害を受けた所属YouTuberの名前は明かしていないものの、「『よりひと』氏の当社所属タレントにかかる動画ならびに同氏の動画に基づく第三者により発信された情報は事実と異なるものです」と、よりひとの主張を真っ向から否定。さらに、よりひとの情報をもとにしたネット上の悪質な誹謗中傷や脅迫等の違法行為については、法的措置も含めて対応するとの意向を示した。
なお、よりひと逮捕の発表を受け、マスコミ関係者の中には「安堵している人も少なくない」(同)という。
「彼は昨年7月、自身のYouTubeチャンネルに『三浦春馬さんのマンションに押しかけるマスコミに注意してきた』なる動画を投稿。その中で、三浦さんの死後、自宅前にマスコミが集まっていることで、Twitterに“近隣住民が迷惑している”との投稿があったと紹介しつつ、『マスゴミどもに凸ってやりたい』と豪語。実際にマンションに出向き、『帰ってください』『近所の人たちが迷惑』などと訴えながら、張り込みをしている記者たちをカメラで映し、マスコミを挑発していました」(同)
さらに、同9月27日に女優・竹内結子さんが亡くなった後も、同様に「竹内結子さんの家に集まるマスコミに注意してきた」という動画をアップ(すでに削除済)。マスコミに暴言を吐き、嫌がらせのような言動を繰り返すよりひとには、ネットユーザーからも「晒し上げるやり方はどうかと思う」「こうやって押しかけて大声を出していたら、マスコミと同じく迷惑でしょ」「YouTubeに動画を上げてアクセス稼ぎをしてる」と、あきれる声が噴出していた。
「それだけに、記者の間でもよりひとは“要注意人物”扱いされていました。顔にモザイク処理が施されているとはいえ、動画には記者の姿がはっきり映っていますし、腕章などから媒体を特定された結果、記者個人への批判にもつながりかねません。ある社では、よりひととは『とにかく距離を置く』『話しかけられても徹底的に無視』というルールが作られたほどです」(一般紙記者)
マスコミにも警戒されていたよりひとだが、今回の逮捕によって、少しはおとなしくなってくれるといいのだが……。