綾野剛主演『アバランチ』は「チャレンジ枠」!? ネット上は期待度大も……『ラジエーションハウスII』1ケタ台後退で先行き不安か
綾野剛主演の連続ドラマ『アバランチ』(フジテレビ系)が、10月18日午後10時から放送を開始する。同作は、フジが新設する“月曜夜10時台の関西テレビ制作ドラマ枠”の記念すべき第1作目となり、ネット上でも豪華なキャストに期待の声が寄せられているようだが、「業界関係者の間では“チャレンジ枠”とささやかれ、不安視されている」(スポーツ紙記者)ようだ。
「同ドラマは、謎のアウトロー集団“アバランチ”が、過激かつ痛快な活躍を通し、“令和ニッポン”で生きる人々の正義感に訴えかける“劇場型ピカレスク・エンターテインメント”を謳っています。綾野が演じるのは、アバランチの一員・羽生誠一で、すでに公開されている予告動画を見たネットユーザーは、『綾野剛はアウトローで危険な役が似合う』『綾野剛の魅力が生かされそうな役どころ』『作品の雰囲気も良さそう』などと盛り上がっています」(芸能ライター)
綾野以外には、木村佳乃や福士蒼汰、高橋メアリージュン、千葉雄大、田中要次、渡部篤郎といった豪華キャストが顔を揃えている。
「そのほか、監督には『第43回日本アカデミー賞』で最優秀作品賞を含む3部門を受賞した映画『新聞記者』(2019年)を手がけた藤井道人氏が起用されており、制作サイドの気合の入れようが感じられます。なお、藤井監督と綾野は、今年1月公開の映画『ヤクザと家族 The Family』でタッグを組んでいることから、ネット上では『映画がおもしろかったから、再タッグはうれしい!』『予告見る限り、映画っぽい作りと雰囲気で期待が高まる』と注目を集めていますが、こういった話題性が高い“お祭り的な作品”はかえってコケる……というのが近年のフジの定説となりつつあるだけに、業界関係者はわりと静観気味のようです」(前出・記者)
カンテレ制作のドラマは近年特に不振で、13年ぶりに新作が放送された阿部寛主演の『まだ結婚できない男』(19年10月期)は、全話世帯平均視聴率9.3%(ビデオリサーチ調べ、以下同)、玉木宏と高橋一生がダブル主演した『竜の道 二つの顔の復讐者』(20年7月期)は7.0%、藤原竜也がフジテレビ系連ドラで初主演した『青のSP−学校内警察・嶋田隆平−』は8.6%と、いずれも1ケタ台に終わっている。
ちなみに、『アバランチ』直前の“月9”枠では、現在、窪田正孝主演の『ラジエーションハウスII~放射線科の診断レポート~』が放送されており、初回世帯平均視聴率は11.3%と好スタートを切った。
「月9枠は近年、すっかり“職業ドラマ枠”として定着し、視聴率も安定してきています。業界内では、フジが月9人気復活に成功したことで、同枠の後に設けた“月10”枠で『本当にやりたいことにチャレンジする』と決めたのでは……と推測する声もありますが、『アバランチ』は第1作目だからこそ予算をかけられるわけです。同作が不振に終わってしまえば、その後は尻すぼみとなっていくでしょうから、綾野にはかなりのプレッシャーがかかっているのでは?」(同)
なお、『ラジエーションハウスII』第2話の世帯平均視聴率は9.8%と、早くも1ケタ台に後退し、『アバランチ』関係者にとっても先行き不安な結果に。18日にオンエアされる第3話で2ケタ台に返り咲き、『アバランチ』初回へと良い流れを作ることができれば、綾野も多少は気が楽になるかもしれないが、果てして……。
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