西島秀俊『真犯人フラグ』、初回好評も『あな番』の“二の舞い”危惧!? 「今度こそ伏線回収して」と視聴者不安視
西島秀俊主演の連続ドラマ『真犯人フラグ』(日本テレビ系)が10月10日にスタートした。2019年4月期から2クール連続で放送された『あなたの番です』(以下、『あな番』)の制作スタッフが再集結した新作ミステリーで、今作も2クールにわたって放送されるが、ネット上では「面白かったし、先が気になる」「『あな番』の二の舞いにならないか心配」と賛否が飛び交っている。
「『真犯人フラグ』の初回世帯平均視聴率は8.4%(ビデオリサーチ調べ、関東地区/以下同)と微妙な結果に。ただ、同枠で先月まで放送されていた中川大志主演『ボクの殺意が恋をした』の最終回が5.4%だったことを考えると、注目度の高さがうかがえます。また、『あな番』も初回は8.3%とイマイチでしたが、物語が進むにつれ、連続殺人事件の犯人探しや考察がSNS上で流行し、一気に注目度が上昇。最終回では19.4%という高視聴率をマークしました。『真犯人フラグ』も『あな番』同様に謎解き要素が強い作品なので、後半にかけて盛り上がりを見せるかもしれません」(芸能ライター)
初回では、運送会社の課長・相良凌介(西島)が帰宅すると、妻(宮沢りえ)と2人の子どもが失踪。これを親友で週刊誌編集長の河村俊夫(田中哲司)がネットニュースとして取り上げた結果、“悲劇の夫”として世間から注目されることに。しかし、あるSNSの写真をきっかけに一転して「真犯人は凌介なのでは」と疑われてしまう……という怒涛の展開がテンポ良く描かれた。
「第1話から、幸せそうな凌介に嫉妬する部長の太田黒芳春(正名僕蔵)や、謎の大学生起業家・橘一星(佐野勇斗)、見るからに怪しい雰囲気を醸す猫おばさん(平田敦子)をはじめ、個性的なキャラクターが次々と登場。誰が犯人でもおかしくなさそうな雰囲気が『あな番』を彷彿とさせるとして、ネット上では『「あな番」見てた人は、絶対好きなやつ!』『今から犯人の予想合戦が楽しみ』などと早くも盛り上がっています」(同)
一方、「怪しい登場人物を次々と出して、結局ラストは“は?”って感じで終わりそう」「今度こそ伏線回収して!」「『あな番』は『あれ結局なんだったの?』っていうほったらかしの伏線が多かったから、今回も不安しかない」「初回は面白かったけど、最終回で裏切られたくないから、正直、半年間見るか迷う」などと、今から結末を不安視する人が相次いでいる。
「『あな番』は日本テレビ放送網傘下のHJホールディングスが運営している動画配信サービス『Hulu』で、地上波放送の続きともいえる“番外編”が配信されたため、『Huluに誘導されることわかってたら、最初から見なかったのに』『日テレのHulu商法にうんざり』と反感を買ってしまいました。今回、『真犯人フラグ』の初回を見て、『あな番』のトラウマがよぎった視聴者は少なくないようです」(同)
とはいえ、ネット上では「なんだかんだ言って、見ちゃいそう」「文句言いながら、半年間見ちゃうんだろうなあ」と諦めたような声も目立つ『真犯人フラグ』。今作も、真犯人につながる多くの“伏線”が散りばめられそうだ。