秋ドラマ、「明らかにコケそうな作品」はフジ『SUPER RICH』!? テレビ関係者が明かす業界の“下馬評”
2021年の秋ドラマが続々と放送を開始し、お茶の間を楽しませている。夏ドラマと比べ、秋ドラマはテレビ業界内の期待値が高いとされるが、「今期は特に“豊作”で、明らかにコケそうな作品は1本しかない」と関係者の間でいわれているようだ。そこで、テレビ業界の下馬評を聞いてみた。
「10月13日から始まる『相棒 season20』や、翌日14日スタートの『ドクターX~外科医・大門未知子~』第7期といったテレビ朝日系の“二大看板”もありますが、他局のドラマも高視聴率が期待されているものばかり。すでに4日にフジテレビ系『月9』枠で放送を開始した『ラジエーションハウスII~放射線科の診断レポート~』も、初回平均11.3%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)と好発進しました」(テレビ誌ライター)
そんなテレ朝やフジを差し置いて“今期の勝者”と目されているのは、TBSなのだそう。
「まずは10日にTBS系『日曜劇場』枠で第1話が放送される『日本沈没−希望のひと−』。小説家・小松左京氏のSF作品『日本沈没』(光文社)が原作で、これまでに何度も映像化されています。連続ドラマとしても同局で1974年に放送されており、今回、小栗旬主演でリメーク。2023年の日本が舞台となり、小栗が演じる主人公・天海啓示もオリジナルキャラクターですが、関係者の間では1年以上前から『大ヒットする』といわれてきました」(スポーツ紙記者)
小栗以外のキャストも、松山ケンイチや杏、仲村トオル、香川照之、杉本哲太、風吹ジュン、國村隼など豪華な顔ぶれがそろった。
「出演者のネームバリューだけでなく、良くも悪くも“日本の危機”を題材にした点がコロナ禍の世情にマッチしているため、ドラマの世界観に視聴者を引き込むことができるでしょう」(同)
この作品に匹敵する“TBSの話題作”が、15日から「金曜ドラマ」枠でスタートする『最愛』なのだという。
「『最愛』は、吉高由里子主演の完全オリジナルドラマ。連続殺人事件の重要参考人となる主人公・真田梨央(吉高)と刑事の宮崎大輝(松下洸平)、弁護士の加瀬賢一郎(井浦新)を中心としたサスペンスラブストーリーを展開します。殺人事件の謎が究明されていくにつれ、視聴率も伸びていくのでは。また、同ドラマにはTBSのヒット作『アンナチュラル』や『MIU404』を手がけたプロデューサー・新井順子氏と演出家・塚原あゆ子氏の“鉄板コンビ”も名を連ねているので、局側の気合が感じられます」(芸能プロ関係者)