TBS・安住紳一郎『THE TIME,』初回6.5%、『あさチャン!』超えも……同時間帯“ワースト発進”! 他局超えなるか
10月1日から、TBS系で朝の情報番組『THE TIME,』がスタートした。9月30日をもって終了した『あさチャン!』の後継番組として視聴率アップも期待されているが、業界関係者の間では「低視聴率が続いたとしても、すぐに“打ち切り”というわけにもいかないだろう」と言われているようだ。
「2014年4月から放送していた『あさチャン!』は、長年“視聴率不振”が取り沙汰され、業界内外で打ち切りもささやかれてきました。そんな中、MCを務めていたフリーアナウンサー・夏目三久が、お笑いタレント・有吉弘行との結婚を機に、先月末をもって芸能界を引退することとなり、ついに番組も終了。通常放送は世帯平均視聴率3~4%台が続いてたところ、最終回の平均視聴率は、番組エンディングを含む朝7~8時で6.1%(ビデオリサーチ調べ、関東地区/以下同)を記録しています。一方、翌日から始まった『THE TIME,』は、TBSの安住紳一郎アナウンサーが月~木曜の総合MCを、俳優・香川照之が金曜MCを担当。初回は安住アナと香川が揃って出演し、朝7時台の平均視聴率は6.5%をマークしました」(芸能ライター)
この結果について、複数のメディアが“『THE TIME,』初回は『あさチャン!』最終回を上回る視聴率で好発進”などとと伝えているが……。
「『THE TIME,』初回放送同日帯の裏番組はというと、テレビ朝日系『グッド!モーニング』は8.1%(朝7時台)、フジテレビ系『めざましテレビ』は7.7%(朝6時10分~8時)、日本テレビ系『ZIP!』は6.8%(朝5時50分~8時)を獲得。つまり『THE TIME,』は、同時間帯の中で“ワースト発進”となったわけです」(テレビ局関係者)
もちろん、今後の“伸び”が期待できる段階ではあるものの、やはり視聴率が振るわなかった場合、『あさチャン!』と同じように“打ち切り説”がネット上でささやかれてしまうだろう。
「夏目の『あさチャン!』は同時間帯最下位が定位置で、業界内で長年打ち切りがうわさされながら、7年半も続きました。これは、夏目が大手芸能事務所・田辺エージェンシーに所属していた影響が大きかったとみられます。TBSは、同事務所所属の俳優・堺雅人を主演に起用した13年の連続ドラマ『半沢直樹』が大ヒットし、続編を制作したかったため、“『あさチャン!』を終了させたり、夏目を降板させたりするわけにはいかなかった”という事情が報じられたこともありました」(同)
そんな『半沢直樹』も昨年7月期についに続編が放送され、夏目の芸能界引退に伴い『あさチャン!』も終了。TBSがその後継番組に“局の顔”ともいえるほど売れっ子の安住アナを起用したことからも、『THE TIME,』への期待値の高さが伝わってくる。
「ちなみに香川も『半沢直樹』のメインキャストですし、TBSへの貢献度が高い俳優です。しかし、そんな両名をもってしても、『THE TIME,』初回は他局を超えられませんでした。TBS側は、やはり同番組もそう簡単には打ち切りにできないでしょうし、早いとこ“ワースト脱却”を図りたいはずです」(同)
安住アナや香川にのしかかるプレッシャーは相当だろうが、TBSの期待に応えられるだろうか。