コラム
【連載】堀江宏樹に聞く! 日本の“アウト”皇室史!!
月収20万円のサラリーマンに嫁いだ皇女、「週3」で東京プリンスホテルに勤務!? 結婚10年目の知られざる「所得事情」
2021/10/16 17:00
――皇族として一流品に接して成長なさった貴子さんの見識が生かされる職場ということでしょうか。
堀江 まさにそうですよね。「女性セブン」(小学館)、1970年11月26日号の記事「島津貴子さんの評判と実力」によると、お店での呼ばれ方は“様”づけで、“島津様”。職場からは(契約社員なのに)通勤用のハイヤーが出されるという厚遇ぶりでした。貴子さんは自分で運転して通勤したいと希望なさっていたようですが……。
――販売員ということは成績も重視されますよね?
堀江 入社1カ月目にして、来客数が大幅に増え、サロン全体の売上金額も2割上がったそうですよ。貴子さんの勤務日は毎週火、水、木の午後1時~5時まで。契約社員なのですが、宮内省が「元・皇女が、一般企業に就職するのは考えものだ」と発言したり、社会全体で賛否両論を生んだ就職ではありました。
ただ、貴子さんは「時間がなくなったために、かえって家事がキチンと進むようになった」と発言、お家の仕事と外での勤務を両立させ、それを生活の活気に変えていた様子です。
――ご主人の島津さんはどういうご意見だったのでしょうか?
堀江 貴子さんが仕事をするのは島津さんの了解を得てのことです。ちなみに結婚当初、銀行マンとしての島津さんの年収はボーナスをいれたところで、現在の貨幣価値では300万円もなかったようですが、お二人の結婚から10年たつと、随分と事情が変わっていますね。