「銀座コージーコーナー」プロが選ぶおすすめ商品ベスト3! 「カロリー控えめで満足感アリ」な一品は?
――「従業員イチ押しTOP10」商品の中から、栄養やカロリーの面を考慮して「おすすめメニュー」を3品発表してください!
「苺のタルト」(626円)
川村 イチゴはカロリーが低く、ビタミンCを多く含む果物。この商品は、イチゴを丸ごと楽しめるのがうれしいポイントです。タルト生地はバターが入っているので、カロリーはやや高めですが、サイズが控えめなので、気にするほどではないでしょう。「苺のタルト」に限らず、果物の乗ったケーキやタルトは、ビタミンを多く補えるのでおすすめしたいですね。
「エクレア(モカ)」(129円)
川村 「従業員イチ押しTOP10」で第1位、番組に登場したパティシエからも高評価を受けていた「エクレア(モカ)」は、管理栄養士の視点から見てもおすすめできる商品です。
エクレアのメインはやはり、とろ~りとしたカスタードクリーム。牛乳や生クリームに含まれるタンパク質を補える点や、高脂肪な生クリームやバター、クリームチーズの使用量が控えめなので、低カロリースイーツとして楽しめます。「甘い物が食べたいけど、なるべくカロリーは控えたい」という時は特に、うれしいスイーツでしょう。
「スイートポテト(紅あずま)」(129円)
川村 ホクホクとした旨味を楽しみつつ、食物繊維やカリウム、カロテンなど、さつまいもに含まれる栄養素を摂取できるのが魅力的。1個当たりのサイズが小さいこともありますが、ケーキなどと比べると、カロリーもお値段も控えめ。それでいて満足感があるのも、スイートポテトの“イイところ”だといえます。
基本的におやつは嗜好品ですので、あまりカロリーや栄養を気にせず、“心の栄養”として楽しんでほしいです。しかしそれは、「食べすぎなければ」という条件付き。在宅ワークで運動不足だったり、連日のテイクアウトで食事の栄養が偏っていたりする状況で、毎日いくつもスイーツを食べるのは厳禁。逆にいえば、たまにティータイムで楽しむ程度でしたら、細かいことは気にしなくていいと思います。
ランキングや専門家のコメントはあくまで“目安”として捉え、基本的にはご自分の好きなものを適量、そして良きタイミングで楽しんでくださいね。
(文:佐藤真琴)
※2021年5月28日初出の記事に追記、編集を加えています。
川村郁子(かわむら・いくこ)
管理栄養士。中村学園大学栄養科学部栄養科学科卒業。九州の病院栄養士経験を経て独立。レストランのヘルシーメニュー監修、栄養専門学校講師、企業・大学での食育講演を行いながら、「コンビニや外食との上手な付き合い方」「15分で作れるかんたん栄養めし」の提案をしている。
インスタグラム:@shokuikuko/WEBサイト:「酒好きの食育」
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