韓国ドラマ『わかっていても』から考える、ジェオンのように「セフレにしたがる」男との距離感
ネットフリックスで配信されている韓国ドラマ『わかっていても』。複数の女性とのときめきを楽しむも、誰とも付き合わない主義の美大生パク・ジェオン(ソン・ガン)と、彼に好意を寄せるユ・ナビ(ハン・ソヒ)の恋模様に多くの人が夢中になり、連日ネットフリックス日本版の視聴ランクングトップ10入りを果たしていた。
恋人を作らずに刹那的なふれあいだけを求める一方、人間的な魅力を備えるジェオンに、抗い難い魅力を感じた女性、過去の苦い恋愛を思い出した女性も多いはず。そこで今回は、アラフォー女性3人に、ジェオン的な男性とどう付き合うべきか、自身の経験をもとに話してもらった。
<参加者>
あけみ:言い寄られることが苦手で、自分が好きな相手に積極的にアプローチするタイプ。そのため、過去にはセフレのような宙ぶらりんな関係になった経験も多数。ジェオン同様に刹那的な恋愛を好み、「いずれ別れるから楽しい」そう。付き合った相手と1年持てばいいほうで、「2回目のクリスマスや誕生日はなにしていいかわからない」から浮気するのだとか。アラフォーのバツイチ、1児の母。
ようこ:10~30代に合コン2,500回以上経験するも、面食いのためにダメ男ばかり引いている。28~30歳のときに付き合っていた彼氏には実は婚約者がおり、最終的には彼母や婚約者まで登場する修羅場に! アラフォーとなった現在は、ピュアな年下をGETするべく、婚活中の恋愛現役者。
ちなつ:20歳前後のとき、ナビ同様に真剣に付き合いたいのに男性側にセフレにさせられた過去を持つ。夜な夜な同じような境遇の女友達と飲み歩き、彼への思いを堂々巡りさせる自分たちに酔いしれていた。それとは別に、「互いに本気じゃない」という感じのセフレがいたときは楽で、自分は恋愛感情が薄い関係のほうがうまくいくと悟る。アラフォー既婚、2児の母。夫は恋愛相手というより親友。
ナビのように“彼女”になる唯一の手段
――最終的にナビは結局ジェオンの心を射止めて“彼女”になりましたが、セフレから彼女への“昇格”ってあり得ると思いますか?
あけみ 基本的にはない! 数年前までの私とセフレの場合、最後はセックスしないただの友達になったけど、それでも互いの日常を崩してまで会おうとなんて思わなかったですもん。私は子どもがいるので土日は会えないのが前提ですが、そもそも土日に会おうとすら考えなかった。
ようこ 難しいけど、私はあると思います。最初から「セフレになろう」と合意してからの昇格は難しいでしょうが、どっちつかずの関係からならありかな。でも計画的に「こうやって、こうしてからセフレになろう」というのは失敗しやすい。好きならただ真っすぐに向き合ったほうが成功しました。私は、ジェオンとナビみたいに中途半端な期間が長くなると、病んじゃうタイプなので。初期の段階ならあり得るし、実際に自分もそれで付き合いましたし!
ちなつ その話を詳しく!
ようこ 白黒つけたい性格だから、2回ぐらいエッチしたら、「じゃあどうする? 付き合う? 付き合わないんだったらもう会うのをやめたいんだけど」と迫って、相手に告らせたというか(笑)。逆にそれしかない!