「ダウンタウンの育ての親」元吉本の“伝説の広報マン”がライバル社・ナベプロに禁断の移籍も……わずか1年での退社に、業界内騒然
「伝説の広報マン」と呼ばれる吉本興業の元広報担当者・T氏の動向に、各メディアの担当者たちが騒然としているという。同氏は昨年夏頃に「“ワタナベエンターテインメントに移籍した”とうわさになっていた」(スポーツ紙記者)ものの、わずか1年ほどで、ナベプロからも離れてしまったそうだ。業界的には“禁断の移籍”を果たしたT氏だが、いったいなぜ1年でナベプロに“見切りをつけた”、あるいは“つけられた”のか……。
「T氏といえば、吉本の古参幹部で、新聞や週刊誌など各メディアとのやりとりや、記者会見の仕切りなどでもおなじみの存在。『ダウンタウンの育ての親』といった呼称でメディア出演する機会もあり、“危機管理のスペシャリスト”として著書を出版したことも。しかし、大崎洋会長とは反りが合わなかったようで、数年前に吉本から離れていました」(同)
T氏はその後も、吉本時代の苦労や逸話を講演会で披露したり、内部事情を著書の中で暴露。そんな中でナベプロに移籍したため、吉本内では少なからず批判の声が出ていたようだ。
「多数の芸人を擁する大手プロ同士ということで、T氏は吉本の“ライバル社”に移籍したに等しく、厳しい意見が寄せられるのも当然でしょう。なお、当時、ナベプロは広報責任者が退職を余儀なくされていたため、T氏にとっては渡りに船の“穴埋め人事”になったのかもしれません。T氏と個人的に付き合いのあったメディア関係者には、本人から『ナベプロの顧問になりました』と報告があったそうで、業界内は騒然となりました」(同)
ところがそのT氏が、人知れずナベプロからも離れていたのだという。
「ナベプロでもハッキリとした告示はなかったそうで、社員から『あまりいい辞め方ではなかったようだ』と言われているとか。T氏は周囲に退社理由を問われると、『あの会社にいると、自分のキャリアに傷がつくから』と話しているそうですが、これは本心なのか、単なるブラックジョークなのか……。現在T氏は、広告代理店で社長を務めているといい、芸能界での広報活動自体から離れてしまったようです」(テレビ局関係者)
T氏が新天地で新たな“伝説”を作ることはなかったようだ。