コラム
仁科友里の「女のための有名人深読み週報」

華原朋美は「幸せそうなメンヘラ」? 精神的に不安定でも、「ギリギリの線はちゃんと守る」強さとスゴさ

2021/08/19 21:00
仁科友里(ライター)

羨望、嫉妬、嫌悪、共感、慈愛――私たちの心のどこかを刺激する人気芸能人たち。ライター・仁科友里が、そんな有名人の発言にくすぐられる“女心の深層”を暴きます。

<今週の有名人> 
「これからはいい記事を書いていただけるように……」華原朋美
YouTubeチャンネル「華原朋美」結婚会見生配信、8月17日 
 
 どういうわけか精神的に不安定な人というのはいて、そんな人はネットの世界で「メンヘラ」と呼ばれている。仕事や家庭の問題を気に病む場合もあるだろうが、メンヘラの“本領”がいかんなく発揮されるのは恋愛だろう。 
 
 付き合い始めた当初は「人生最高のパートナー」「運命の出会い」とのろけているが、その関係は長く続かず、相手にしつこくつきまとって嫌われるが、そんなことはお構いなしに、ストーカーのように待ち伏せしたりもする。しかし、それも忘れてまたすぐ別の人に恋をして、また揉めて……の繰り返し。私の友人にそういうタイプのメンヘラがいて、オトコを待ち伏せして車で軽くひかれたり、ミートソースを投げつけられたりしていた。

 そんな友人をなんとか助けたいと思って、「オトコに依存してはいけない」とか「メンヘラを治そう」と提案したこともある。なぜそんなことを言ったのかというと、私の根底に「メンヘラはよくない」という考えがあったからだ。 
 
 しかし、今はそうは思わない。周囲を見回して考えてみると、いつもメンタルの調子が絶好調という人のほうが少数派だろうし、メンヘラのようにわかりやすい行動に出なくても、恋愛やその他のことでメンタルを削られてバランスを崩している「隠れメンヘラ」はいくらでもいる。となると、問題はメンヘラかどうかではなく、「いいメンヘラ」「悪いメンヘラ」のどちらに属するかではないだろうか。「いいメンヘラ」なら、それはある種の才能だから、伸ばしたほうがいいというのが私の考えだ。 

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