コラム
[連載]ヤリチン卒業!! 叶井俊太郎の子育て奮闘記
夏ということで不思議で怖い話を……「血まみれ新聞紙女」の恐怖体験! 西麻布の交差点で夜中2時……
2021/08/16 19:00
幽霊は見たことないけど、恐怖体験はあります。20代後半のころ、どしゃ降りの雨の中、夜中2時くらいに西麻布の交差点でタクシーに乗ったんです。そしたら傘もささずにびしょ濡れの、ざんばら髪で、180cmくらいと背が高い60歳くらいの女性が突然のタクシーの前に立ち止まった。オレは「何事よ、マジで怖い……」とすでにビビってました。
女性が運転手側の窓を叩くので、運転手さんが窓を開けて「どうしました?」と聞くと、いきなり新聞紙に包んだ真っ赤な物体を窓から差し出して、「これを福島まで届けてほしい」と言い出した。運転手さんが「はあ?」と聞き返すと、女は「ほら、3万円あるから」とお金も差し出す。新聞紙に包んだ物体はどう見ても血まみれの何か。犬か、もしくは赤ん坊か?
運転手さんはオレに「どうします?」とのん気に質問をしてきたので、「運転手さん、すぐに窓を閉めて! すぐに車を出して!」と叫びました。運転手さんは慌てて、「あ、はい! すぐに出します!」と猛スピードで車を出した。運転手さんが「ヤバイヤバイ、後ろ後ろ!」というので後ろ見たら、女が全力ダッシュで追いかけてきてるじゃないですか! しばらく女を見てると、走るのをやめて、血まみれの物体を地面に叩きつけてる……。