ダベイビー、同性愛者やHIV感染者への“差別発言”で大炎上! 音楽フェスへの出演キャンセル相次ぐ中、マイリー・サイラスから“救いの手”
今年のグラミー賞にもノミネートされた実力派ラッパー、ダベイビー(29)が、HIV感染者やエイズ患者、同性愛者への差別的暴言を吐く動画がネット上に拡散され、一般の人はもちろん、多くのセレブからも非難されるなど社会問題となりつつある。
事の発端は、世界最大のヒップホップ・フェスティバルとも呼ばれる『Rolling Loud Miami 2021』でのライブMCだった。7月25日にパフォーマンスをしたダベイビーは、MCで「今日、HIVやエイズ、ほかに2~3週間で死んじまうような性感染症にかからずにここに来た奴は、携帯のライトをつけろ」「野郎ども、おまえらが駐車場でちんこをしゃぶってるような奴じゃねぇなら、携帯のライトをつけるんだ」と呼びかけたのだ。
実はこのフェスの少し前から、ダベイビーは、女性ラッパー、ミーガン・ジー・スタリオンを銃撃したものの無実を主張しているラッパーのトリー・レーンズとコラボしたことで物議を醸していた。ダベイビーはメーガンと2度コラボしたのに、トリーと共演するのは彼女への裏切りだとの批判が上がったのだ。
さらには『Rolling Loud』で、メーガンがパフォーマンスした直後にトリーをステージに上げ、コラボ曲を披露したため、メーガンファンの怒りが爆発。このような経緯も、差別暴言がネット上に一気に広まった要因のひとつだった。
そもそもの発言内容からLGBTQ+コミュニティからもバッシングされるようになったダベイビーは、フェス翌日、インスタグラムのストーリー(24時間限定公開)に、「全員が携帯のライトをつけた。ゲイかストレートかにかかわらず。なぜか知りたいか? オレのゲイのファンは、エイズなんかにかかってねぇんだよ」「オレのゲイのファンは自分の身を守ってんだ。どエロいゲイ・ニガーじゃねぇんだよ。わかるか? ストリートに転がってるジャンキーじゃねぇんだ」という釈明文を投稿。
自分のゲイのファンは意識が高いんだと言わんばかりな主張だが、「HIV感染者やエイズ患者=コンドームをつけずにヤリまくっているゲイだと言うのか!」「HIVはゲイだけがかかる病気だと思っているのか!」「ひどい偏見。母子感染、血液感染もあるというのに」「影響力があるのに、誤った知識を広めている」と火に油を注ぐことに。
世界的人気を誇るリアリティ番組『クィア・アイ 外見も内面もステキに改造』のレギュラー出演者でHIV陽性者だとカミングアウトしているジョナサン・ヴァン・ネスは、この釈明を「明らかにホモフォビック(同性愛嫌悪者)だ」と批判し、ネット上でも賛同を集めた。ホモフォビックだから「駐車場でちんこをしゃぶってるような奴」という言葉が口から出たという意見に対して、ダベイビーは、インスタのストーリーで、「いやいや、オレのゲイのファンは品がいいから。そんなことはしないって。オレのゲイのファンは5ツ星ホテルの部屋に泊まってちんこをしゃぶるんだよ」と再び釈明。
ホモフォビックではないと主張し、「おまえら、みんな正気じゃねぇよ。ネガティブな注目とエネルギーばっかり集めやがって」「今回の話は、ライブの観客とオレとの間でのやりとり。その場にいなかった、前後のやりとりを何も知らない奴らには関係ねぇ」と不満を述べたことで、“反省の色なし”とLGBTQ+コミュニティはますます激怒した。