サイゾーウーマンコラム実家の将来は“安泰”と思っていたが コラム 老いゆく親と、どう向き合う? 実家の将来は“安泰”と思っていたが……「おかしいなと思った」母の言動と、あっという間に崩れた生活 2021/08/15 18:00 坂口鈴香(ライター) 老いゆく親と、どう向き合う? 「介護は同居する嫁がすべき」 「私も両親のことが心配なので、様子を見に行きたいのですが、弟夫婦がいるのにあまり口を出すのは悪いと遠慮する気持ちもあります。それに、実は夫がいい顔をしないんです」 今野さんの夫は東北出身だ。夫の実家周辺は、今野さんの実家のように息子家族と同居している家が多いという。 「そのせいか、『介護は同居している嫁がすべきだ』と言って、私が実家にたびたび行くのを嫌がるんです。そういう自分は親と同居しているわけでもないのに。矛盾していますよね。もっとも、夫の親と同居してくれと言われても困りますが」 夫の母親は健在だ。東北の実家で一人暮らしをしていたが、夫の姉が離婚して実家に戻っているという。夫の言い分はどうにも身勝手としか思えない。 「姑は元気にデイサービスに通っているので、私の心配がわからないんでしょう」 ――続きは8月29日更新 前のページ12 坂口鈴香(ライター) 終の棲家や高齢の親と家族の関係などに関する記事を中心に執筆する“終末ライター”。訪問した施設は100か所以上。 20年ほど前に親を呼び寄せ、母を見送った経験から、 人生の終末期や家族の思いなどについて探求している。 記事一覧 最終更新:2021/08/15 18:00 楽天 老後の年表 人生後半50年でいつ、何が起きるの・・・?で、私はどうすればいいの?? うちの親は大丈夫、って思っちゃうよね…… 関連記事 「震えた字で『父ちゃんのバカ』って」――母は晩年、夫が浮気相手と一緒にいるという「幻覚」を見ていた“良妻賢母”の代表のような母が……「冷蔵庫がしゃべる」「テレビが動く」と訴える、明らかな変化老いてから金に執着するようになった母ーーその悲しい理由とは? 「年金で足りない費用」めぐる家族関係明るく聡明な母で尊敬していたが――「せん妄」で知った母の本心【老いゆく親と向き合う】「高齢者は弱者」という幻想を暴いた、『老人たちの裏社会』著者が語る“老いの孤独” 次の記事 “先生と保護者の距離”問題の解決法 >