日曜劇場『TOKYO MER』、「リアリティない」評価を一蹴!? 賀来賢人の演技に「文句なしの神回」と感動の声
8月1日、鈴木亮平が主演を務める日曜劇場『TOKYO MER~走る緊急救命室~』(TBS系)の第5話が放送され、賀来賢人演じる救命救急チーム「TOKYO MER(モバイル・エマージェンシー・ルーム)」の医師で、厚生労働省の官僚でもある医系技官・音羽尚の活躍が描かれた。
第5話では、喜多見幸太(鈴木)らが働く東京海浜病院のエレベーターが故障し、仮病を使って入院していた大物政治家・天沼夕源(桂文珍)と付き添っていた音羽、さらに喜多見の妹でNPO法人のスタッフとして同病院に出入りする涼香(佐藤栞里)、涼香が押す車いすに乗っていた妊婦・立花彩乃(河井青葉)の4人を乗せたまま緊急停止。
TOKYO MERを潰す目的で厚生労働省から派遣されている音羽は、天沼の手前、最初は苦しそうにする立花よりも大物の天沼に気を使っていたが、“臍帯脱出”で母子ともに命の危険が迫ると、エレベーター内で緊急帝王切開をすることを決意。手術によって取り出された赤ちゃんは心肺停止状態に陥っていたものの、音羽の懸命な処置により息を吹き返す……という内容だった。
なお、この回は世帯平均視聴率10.8%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)を記録。東京オリンピック期間中に放送されている連続ドラマの中で、唯一2ケタをキープしている。
「音羽は、厚生労働大臣・白金眞理子(渡辺真起子)によって送り込まれた、いわばスパイ。官僚としての責務を果たすため、政治家に従わなければならない立場にもかかわらず、白金からの“天沼の救助を優先するように”との命令を無視し、立花の手術を優先させました。今回、初めて『人の命より大事なものはない』と医師としてのプライドを明確にし、必死で赤ちゃんの蘇生処置を行う音羽の姿に感動した視聴者は多かったようで、ネット上では『実は音羽先生が良い人というのはわかってたけど、これはかっこよすぎ』『今回のヒーローは音羽先生だよ!』といった声が続出。Twitter上では、『賀来賢人』『音羽先生』『妊婦』『TOKYO MER』といった関連ワードがトレンド入りしました」(芸能ライター)
また、第5話では、音羽の母親が金欠からまともな医療を受けられず、若くして亡くなっていたことが明らかになったほか、音羽が医系技官を目指した理由を「医療の不平等を失くすために、医師免許を持ちながら官僚になりました」と告白する場面もあった。
「このドラマは、演出重視の“ご都合主義”な展開が目立つといわれ、これまで『さすがにリアリティがない』『ツッコミどころ多すぎ』と視聴者から不満の声が上がることもしばしば。例えば第4話では、医師・小山希望(高橋ユウ)が移植用の心臓を持ったままトンネル事故に遭うも、TOKYO MERのメンバー、徳丸元一(佐野勇斗)と弦巻比奈(中条あやみ)が心臓救出後にバイクで運搬するシーンがあったため、『こういう時って普通、ヘリコプターとかで運ばない?』『渋滞や事故の可能性もある陸路を使うの?』と疑問の声が相次ぎました。しかし、第5話はそういったネガティブな声を一蹴するように、『文句なしの“神回”。感動しました』『このドラマがますます好きになった』と好意的な声が目立ちます」(同)
今後は、喜多見と音羽の対立ではなく、国民の命を救うために奮闘する2人の医師の対比にも注目したい。
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